<特定非営利活動法人>JATI-日本トレーニング指導者協会-

セミナー詳細

第18回研修会
第18回研修会を下記の通り実施いたします。
本年はパリ五輪を控え、スポーツのより一層の盛り上がりが期待される中、我々トレーニング指導者は、競技力向上や健康づくりに努めるだけではなく、国民生活センターによる注意喚起やハラスメント問題等に対しても真摯に向き合い、安全・安心面においても信頼に足り得る総合的な指導力が求められています。
そこで、本研修会では、トレーニング指導者にとって当たり前のことを当たり前にという本質を堅持しつつ、機能解剖、プログラムデザイン、そしてエクササイズテクニックなどについて、この機会にもう一度確認し、さらなる指導力向上につなげるためのセミナーの数々を企画いたしました。
「科学的根拠に基づく適切な運動プログラムを提供する専門家」という協会設立以来の理念のもと、本研修会が共に学び、考え、そして貴重な情報交換の場となることを心より願っています。皆様のご参加をお待ちしております。
 

    概要

日時 2024年6月2日(日) 10:00 ~ 16:30
受講料
(税10%込み)
 ●会員 7,150円
 ●一般 14,300円
 ●学生 8,250円 ※事前に学生証を確認いたします
会場 帝京科学大学 千住キャンパス7号館
(東京都足立区千住桜木1-11-1)
定員 300名(先着)
継続単位  JATI 4.5単位
 NSCA 0.4(A) ※会員証(電子版可)をお持ちください
 申込期限 ●参加申込 ~2024年5月20日(月) 17時
●参加費お振込期限 ~2024年5月21日(火)
持ち物 ~実技講習を選択される方~
●保険証
●実技ができるウェア
●屋内用シューズ
●ストレッチマット(根城先生の講習のみ)(バスタオル等で代用可)
参加賞 JATIオリジナルTシャツ(ダークグレー) 
(サイズ:M、L、LL) 

※画像はイメージです
※申込画面でサイズを指定してください
※サイズ毎に枚数に限りがあります(先着順)
※サイズ(身丈 身幅 肩幅 袖丈)
M 68 50 46 21
L 71 53 48 22
LL 74 56 50 23
注意事項 ●キャンセルについて
2024年5月21日(火)17時までに事務局にキャンセルのご連絡をいただいた場合に限り、お支払い済みの参加費を返金致します。
返金手数料として500円を控除した額の返金となります。
●新型コロナウイルス感染症の状況により、内容や開催に変更が生じる場合がありますのでご了承ください。
●当イベント開催中に、協会が撮影した写真・動画等を、JATIの機関誌やホームペー ジ、SNS等で公開する場合があります。また、報道機関等協会が撮影を許可した者が撮影した写真・動画等が、新聞や雑誌、ホームページ等で公開されたり、各種コンテンツとして利用される場合があります。あらかじめご了承願います。 
●本催事は、事後のオンライン配信は予定しておりません。
●分科会で実技を選択された方は、動きやすいウエアと屋内用シューズをご持参ください。
 

 
    スケジュール
 
時間 内容
10:00~11:00
基調講演
機能解剖学的視点からヒトの動き・トレーニングを考える
講師:大山 卞 圭悟 氏 (筑波大学 准教授) 
 
11:05~11:35 スポーツ栄養講座(仮)
講師:株式会社 明治
11:40~11:55 協賛企業プレゼンテーション
11:55~13:00 昼休憩
13:00~14:00
全体講演
科学的知見に基づくトレーニング指導の重要性~エクササイズ選択の実例~
講師:河森 直紀 氏 (フリーランスS&Cコーチ)
 
14:00~14:15 休憩・移動
14:15~15:15
以下の3つの講習から1つを選択してください

●分科会1A (実技) ※定員あり
当たり前のことを当たり前に行う意義
〜外見を真似るのではなく、『なぜ?』を理解することで当たり前の意義が見えてくる~

講師:永友 憲治 氏 (株式会社THINKフィットネス ゴールドジム事業部プロトレーナー、JATI関東支部委員、JATI支部活動支援委員、JATI-SATI) 


●分科会1B (実技) ※定員あり
トレーニング効果を最大限にするために〜トレーニング前後のコンディショニングを考える〜
講師:根城 祐介 氏(Active-Aid Program 代表)


●分科会1C (座学)
チームスポーツにおけるトレーニング指導の実際 ~ハンドボール競技を例にして~
講師:田中 美季 氏(高松大学発達科学部 教授、JATI-AATI)
 
15:15~15:30 休憩・移動
15:30~16:30 以下の3つの講習から1つを選択してください ※分科会1と同じ講習は選択できません

●分科会2A (実技) ※分科会1Aと同じ内容です(定員あり)
当たり前のことを当たり前に行う意義
   ~外見を真似るのではなく、『なぜ?』を理解することで当たり前の意義が見えてくる~

講師:永友 憲治 氏 (株式会社THINKフィットネス ゴールドジム事業部プロトレーナー、JATI関東支部委員、JATI支部活動支援委員、JATI-SATI) 


●分科会2B (実技) ※分科会1Bと同じ内容です(定員あり)
トレーニング効果を最大限にするために~トレーニング前後のコンディショニングを考える~
講師:根城 祐介 氏(Active-Aid Program 代表)


●分科会2C (座学)
新コロ禍後の4年間で35店舗を出店したスモールジムのビジネスモデル
~今までのトレーニングジムでは生き残れない!~

講師:遠藤 一佳 氏(株式会社スモールジム 代表取締役会長、株式会社個のサポーターズクラブ代表取締役、FBL大学学長、JATIキャリア支援委員)
 

 


    講師と講演概要

演題 基調講演
機能解剖学的視点からヒトの動き・トレーニングを考える
 
講師 大山卞圭悟 氏
(筑波大学体育系 准教授)
 
概要 ヒトの身体を舞台として起こる動きの背景には、筋骨格系の精妙な働き合いがあります。機能解剖学的な視点からこれらを俯瞰することで、スポーツの技術やトレーニングの常識をうまく説明できたり、逆に新しい視点から見直すことが楽しくなります。そこにはスポーツパフォーマンスの向上や、ケガの予防に対する多くのヒントが隠されています。
本講義ではヒトの移動運動や投げ、それに関わるトレーニング動作について、機能解剖学的な視点から観察し考察していきます。
 
  1970年兵庫県西脇市生まれ。1993年筑波大学体育専門学群卒業。
1999年筑波大学体育科学系 講師、2001年筑波大学大学院人間総合科学研究科 講師を経て、2013年より筑波大学体育系 准教授(現在に至る)。 1999年より現在まで、筑波大学陸上競技部コーチ(主に投擲競技を担当。2006-2011年同部監督、2022年より同部部長)、日本陸連医事委員会トレーナー部委員(2023年よりトレーナー部長)を務める。1999年、2001年、2005年ユニバーシアード陸上競技日本選手団トレーナー。 2002年全日本実業団男子砲丸投優勝。
JATIトレーニング指導者養成講習会講師(担当講義「機能解剖)、著書「アスリートのための解剖学: トレーニングの効果を最大化する身体の科学」「アスリートのための解剖学 アドバンス編」(草思社)、分担執筆「トレーニング指導者テキスト 理論編改訂版」(大修館書店)。

演題 全体講演
科学的知見に基づくトレーニング指導の重要性~エクササイズ選択の実例~
 
講師 河森直紀 氏
(フリーランスS&Cコーチ)
 
概要 「科学的知見に基づいたトレーニング指導が重要である」という認識は、多くのトレーニング指導者がお持ちのはずです。しかし、「なぜ?」と尋ねられたら、自信をもって説明できる方は意外と少ないのではないでしょうか?
本講義では、エクササイズ選択の実例を使いながら、科学的知見に基づくトレーニング指導の重要性を解説し、自信を持って「なぜ?」を説明できるようになっていただくことを目指します。
 
  1979年生まれ。2002年早稲田大学人間科学部スポーツ科学科卒業。2002年 米国・ミッドウエスタン州立大学大学院修士課程入学(2004年修士号取得)、2005年 豪州・エディスコーワン大学大学院博士課程入学(2008年博士号取得)。
シンガポールの政府機関、Singapore Sports Council(現Sport Singapore)にS&Cコーチとして着任し、シンガポール代表選手のトレーニング指導を担当(2008年~2009年)。帰国後は日本スポーツ振興センターマルチサポート事業スタッフ(2009年~2013年)、国立スポーツ科学センタートレーニング指導員(2013年~2017年)として、日本代表選手へのトレーニング指導、トレーニング体育館の施設の管理・運営等に携わる。2017年に独立し、現在は様々な競技の選手やチームのトレーニング指導に従事するほか、執筆や講演も多数行い、教育活動や後進の育成にも尽力している。
著書に「競技力向上のためのウエイトトレーニングの考え方」(2020年、ナップ)、「ピーキングのためのテーパリング −狙った試合で最高のパフォーマンスを発揮するために」(2018年、ナップ)、「使える筋肉・使えない筋肉 アスリートのための筋力トレーニングバイブル」(共著、2018年、ナツメ社)など多数。

演題 分科会1A・2A(実技)
当たり前のことを当たり前に行う意義
〜外見を真似るのではなく、『なぜ?』を理解することで当たり前の意義が見えてくる〜
 
講師 永友憲治氏 (株式会社THINKフィットネス ゴールドジム事業部プロトレーナー、JATI関東支部委員、JATI支部活動支援委員、JATI-SATI)
 
概要 クイックリフト(パワークリーン)を実施する上で「なぜ、そのようにすべきなのか?」まで理解して取り組めていますか。これが不十分なまま外見的なテクニック習得に励んでも、本来の目的達成には至らず真似事で終わってしまうかもしれません。
機能性に優れているが故にテクニカル的に高度であるクイックリフトを再確認しながら、当たり前のことを当たり前に行う意義を実技を通して理解してみましょう。
(※本講習はクイックリフトの実技講習です)
 
1971年生まれ。1994年日本体育大学体育学部社会体育学科卒業。
ウェイトリフティング競技を専門とし、日本体育大学ウェイトリフティング部コーチ、同大学トレーニング方法研究室研究員、スポーツトレーニングセンター助手等を務める。その後、国立スポーツ科学センタートレーニング指導員、日本自転車競技連盟ストレングスコーチ、日本競輪学校教官として日本代表選手や競技団体の国際競技力向上を目的としたトレーニング指導に携わる。 2013年より日本体育大学スポーツトレーニングセンターストレングスコーチとして学生アスリートの競技力向上やトレーニング指導者育成に従事しつつトレーニング実技授業を担当。2023年より現職。
ゴールドジムウエスト東京、日本大学パフォーマンスセンター、日本健康医療専門学校等においてトレーニング指導を担当。専門分野はクイックリフトにおける実技方法論。JATI認定特別上級トレーニング指導者(JATI-SATI)。

演題 分科会1B・2B(実技)
トレーニング効果を最大限にするために
〜トレーニング前後のコンディショニングを考える〜
 
講師 根城祐介氏 (Active-Aid Program 代表(株式会社N-SQUARE))
 
概要 多くのトレーナーが、クライアントからトレーニング前後の腰の張り、頸肩部の張りを訴えられたことがあるかと思います。また日常生活で前記のような体の不調が消えないと、相談を受けたことがあるかと思います。問題は関節アライメントにあります。なぜこのようなことが起こるのか、機能解剖学をもとに学習し、実際に体を動かし自身の体でも体験しながら学習していきます。
 
ミネソタ州立大学モアヘッド校を卒業し、アスレチックトレーナー(ATC)とストレングス&コンディショニングスペシャリスト(CSCS)資格を取得。ノースダコタ州立大学大学院修了。
米国のスポーツ分野で実務を積み、全米ジュニアトップリーグ(USHL)アイスホッケーチームのアスレチックトレーナー兼ストレングスコーチとして、地区優勝に貢献。帰国後は、12歳から82歳までの一般顧客のパーソナル・トレーニングに加え、多くのアスリート(プロ野球・Jリーグが主)のトレーニングを担当。菊池雄星選手(当時西武ライオンズ)については、専属トレーナーとして、メジャーリーグ移籍までの3年間を支えた。人材育成活動は、セミナー数が年間40本を超え、2019年により高い指導力を獲得するためのトレーナー育成プログラム-Active-Aid Programを立ち上げ、現在約100名の修了生を輩出する。 BOC-ATC、NSCA-CSCS、NASM-CES、PRI-PRT。
(※本講習は自重・床種目を主とした実技講習です)

演題 分科会1C(座学)
チームスポーツにおけるトレーニング指導の実際 ~ハンドボール競技を例にして~
 
講師 田中美季氏 (高松大学発達科学部 教授、JATI-AATI)
 
概要 チームスポーツ・個人スポーツに関わらず、トレーニングプログラムのデザインは、ニーズ分析をし、トレーニング目標を設定し、ピリオダイザーションや断層的なトレーニングプログラムを構築し…さらにはトレーニング効果の評価やフィードバックを行います…というような “当たり前のことを当たり前にやる” ことをチームに落とし込むこと、これらを指導し、積み上げていくとは非常に難しいことです。
みなさんもいろいろな苦労をされ、工夫をなさっていると思います。ここでは大学ハンドボールを例にして、その苦労や工夫を共有していきたいと思います。
 
  1966年生まれ。広島大学教育学部卒業、広島大学大学院教育学研究科教科教育学専攻博士課程前期修了。
トレーニング学、運動生理学などを専門に、ハンドボール競技におけるトレーニングの実際、ゲーム分析の研究を手がける。高松短期大学児童教育学科講師。高松大学経営学部講師を経て、2012年より現職。ジュニアおよびユースのハンドボール日本代表チームのトレーナーを務めるほか、ジュニア世代の運動指導や香川県内の中学校・高校、高松大学にてハンドボール部のトレーニング指導に従事する。 2009年、U-20女子ハンドボールチーム日本選手団のトレーナーとして、10th ASIAN WOMEN’S JUNIOR CHIMPIONSHIP(タイ)に帯同。2010年、U-18女子ハンドボールチーム日本選手団のトレーナーとして、第3回女子ユース世界選手権(ドミニカ共和国)帯同。 2010年~2012年日本オリンピック委員会強化スタッフ(医・科学スタッフ)。JATI認定上級トレーニング指導者。2013年日本トレーニング指導者協会優秀トレーニング指導者表彰受賞。

演題 分科会2C(座学)
新コロ禍後の4年間で35店舗を出店したスモールジムのビジネスモデル
~今までのトレーニングジムでは生き残れない!~
 
講師 遠藤一佳氏 (株式会社スモールジム 代表取締役会長、株式会社個のサポーターズクラブ代表取締役 FBL大学学長、JATIキャリア支援委員)
 
概要 新型コロナ禍によってトレーナー、インストラクターを取り巻く環境は激変しました。詳しくは講座内で説明しますが、総合型クラブのビジネスモデルは完全に破綻し、会員数減に苦しんでいます。
同じくパーソナルトレーニングジムもビジネスモデルに限界があります。このモデルはトレーナー、お客さま双方の疲弊をもたらします。最近は「副業OK」という募集条件を見かけるほど職業として劣化しています。そんな中、スモールジムは「トレーナー完全指導の予防型ジム」として成長しています。講座ではその考え方やビジネスモデルをお伝えします。
 
   1964年生まれ。日本大学文理学部体育学科卒業。
様々なアルバイト経験の後、財団法人三菱養和会巣鴨スポーツセンターや株式会社ルネサンスをはじめ、他業態参入フィットネスクラブ、業界大手、ベンチャー企業というタイプが異なる企業で、トレーナー、企業フィットネス、副支配人、支配人、営業部長、役員を経験。他業態参入モデルの失敗事例、チェーン展開のメリット・デメリット、株式公開、業界最新モデルのクラブ運営等を学ぶ。
会社員時代は営業責任者として3年半の間にジムスタジオ型クラブ、ヨガスタジオで35店強のオープンを指揮。2007年株式会社フィットネスビス設立後も、クラブ運営、業績改善コンサルティング、新規開業集客、ビジネスリーダー育成、執筆活動等の分野で高い実績を残す。
2013年10月、フィットネスビジネスリーダーを育成するための民間教育機関であるFBL大学を設立。2020年2月、株式会社スモールジムを設立(旧(一社)スモールジム協会)し、「スモールジム」を全国に展開中(2024年度内に全国50店舗体制見込み)。JATI機関誌にて『トレーニング指導者に必要なビジネススキル』を連載中。JATIキャリア支援委員会委員。

 
    お申し込み

【分科会で「実技」をご希望の方へ】 以下をご了承の上、お申し込みください
・実技講習は実際のトレーニングとは違い、ウォーミングアップを十分に行えない場合がございます。ご自身の体調やその時の状態、過去の既往歴や持病などをよく勘案され、決して無理をなさらず、安全に受講してください。トレーニング効果を得たり、測定においてご自身のMAXの数値を出すことが目的ではなく、ご自身がトレーニング指導を行うための実技体験ですので、目的に沿った受講をお願いします。
・事故が生じた場合にはスタッフにお伝えください。出来る範囲の応急処置をさせていただきます。また必要な場合には救急車を要請いたします。
・治療費に関しては、JATIが加入している三井住友海上火災保険のレクリエーション傷害保険の範囲内でお支払いが可能です。それ以上の金額に関しては自己負担となります。 また、事故により追加で発生した交通費や宿泊費、キャンセル代などの費用に関しても自己負担となりますので、ご了承ください。   
※既往症の悪化や重大な過失がある場合などは保険金が支払われない場合があります。保険内容を詳しくお知りになりたい方は事務局までお問い合わせください。

分科会の実技講習(1A・1B、2A・2B)は、原則として実技に参加できる方のお申し込みを受け付けます。動きやすいウェアと屋内用シューズをご持参ください。なお、直前のケガや既往症等により実施できないプログラムがあった場合には、講師等へご相談ください。

【お申し込み方法】 ・Tシャツのサイズ、分科会1・2を選択してください。
※分科会1と分科会2で同じ講習は選択しないようお願いします。同じ講習を選択された場合は、別の講義に変更していただきます。

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