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オンライン(本部・支部)

第19回研修会(オンデマンド)

本オンデマンドセミナーは、2025年6月1日(日)実施の「第19回研修会」における以下の6講演の録画配信です。

・乳酸をどう考え、活かしたらよいのか
・投球肩障害のコンディショニングの温故知新
・「伝える力」を技術として学ぶ ~経験に頼らない“伝える技術”~(実技)
・現在のトレーニングは本当に進化しているのか ~過去の成功体験に学ぶ~
・運動療法とスポーツパフォーマンス向上のためのピラティス(実技)
・跨ぐ関節の数の違いからみた骨格筋の振る舞いと適応のユニークさ ~アスリートから高齢者、トレーニング効果まで~

●ダイジェスト映像
ダイジェスト動画は2種類ですが、本セミナーお申込みにより上記6講演すべて受講いただけます

●6月1日に実施した 当研修会(対面)へお申込いただいていた方々
※別途ご案内の通りオンデマンド版は無料でご視聴可能です。
※当オンデマンドセミナーを受講されましても重複しての継続単位は付与されません
※本ページからのお申込も必要ありません

概要

配信期間

2025年8月18日(月)正午~9月28日(日)

講演時間

約7時間(6講義合計)

視聴方法

●会員:マイページにログイン後、動画視聴ページにて視聴いただきます。
●一般・学生:受講料のご入金確認後、3営業日以内に視聴用URLとパスワードを通知いたします。

受講料(税込)

●会員 8,250円
●一般 16,500円
●学生 9,350円 ※事前に学生証の写しをメールで確認いたします

継続単位

3.5単位

●単位付与条件
以下の2つの条件を満たしている場合に単位が付与されます。
・配信期間内に全ての講演を視聴していること
・視聴確認テストに解答し正解すること

※視聴確認テストの解答期限は2025年9月28日(日)です。
※テストに複数回解答された場合、最後の解答で正否を判定します。
※単位付与予定日:2025年10月3日(金)

申込期限

・参加申込:~2025年8月12日(火) 17時
・参加費お振込期限:~2025年8月13日(水) ※銀行振込の場合

注意事項

●キャンセルについて
本セミナーはキャンセル不可となります。あらかじめご了承ください。

●その他
・当セミナーの録画・録音・撮影、動画データのダウンロード、資料の2次利用、詳細内容のSNSへの投稿は固くお断りします。
・セミナー内容の盗用が発覚次第、著作権・肖像権侵害として対処させていただくことがございます。
・インターネット経由でのセミナーであるため、回線状況により映像や音声が乱れる場合がありますのであらかじめご了承ください。
・受講に必要な環境(PC、タブレット、スマートフォンやインターネット回線)はご自身でご用意ください。また通信料につきましても、ご自身でご負担ください。
・視聴履歴を確認できない方、視聴確認テストに不正解があった方にはJATI継続単位が付与されませんので、必ず配信期間内に講演動画を視聴の上テストに解答してください。
・ご利用の機器で視聴できない場合、別の端末(PC、スマートフォン等)での視聴をお試しください。
・会場での講演録画のため、スクリーンが見えにくい、音声が聞き取りにくい場合がある可能性がございますが、あらかじめご了承願います。サンプル映像をご参照の上、お申込ください。

講演概要

●基調講演

乳酸をどう考え、活かしたらよいのか
講師:八田秀雄氏
(東京大学 名誉教授、JATI参与)

 強度の高い運動では乳酸が溜まったから疲労すると考えられてきました。しかし実際には、疲労する運動をしているので、それに対処するために乳酸ができたと考えるのが妥当です。そこで乳酸をどう考えたらよいのかというと、糖を使う途中で一時的にできるエネルギー源ということです。また近年乳酸はトレーニングの適応を起こすシグナル因子でもあることが明らかになっています。筋肉内の代謝を知ることは、現状ではなかなかできません。血中乳酸濃度測定はそれに比べれば容易です。そこで乳酸をどう考え、また血中乳酸濃度測定をどう活かしたらよいのかについてお話しします。

●全体講演

投球肩障害のコンディショニングの温故知新
講師:瀬戸口芳正氏
(医療法人MSMCみどりクリニック 理事長、NSCAジャパン理事、JATI発起人)

 投球障害のコンディショニングは、投球肩障害の発生メカニズムの理解の発展に伴い、運動連鎖を介して局所から全身、単関節から複合関節、筋力強化から機能改善、能動運動から受動運動へと変化してきました。身体機能を改善することで、自ずと動作が変化し身体への過剰な負荷が軽減します。機能改善をしないままで動作の改善を選手に求めても、改善しないばかりか混乱を招くだけです。コンディ ショニングで何が変化して、どうやって障害が良くなるのかストーリーのあるコンセプトが大切であり、このストーリーを皆様と共有したいと思います。

●分科会1A(演習)

「伝える力」を技術として学ぶ ~経験に頼らない“伝える技術”~
講師:川田真琴氏
(株式会社R-bodyディレクター/コンディショニングコーチ)

 私たち専門家は、知識や技術を高め続けるだけでは、必ずしも目の前の人の動作改善や機能改善に繋がるとは限りません。従来は、属人的な指導スタイルにより知識や技術を伝えてきましたが、現在では「コーチング(伝達スキル)」という学問が存在します。本講座では、専門的知識を効果的に伝える力と、相手との関係性の構築が成果に直結することの重要性を学びます。

●分科会1B(座学)

現在のトレーニングは本当に進化しているのか ~過去の成功体験に学ぶ~
講師:大石博暁氏
(BIG PERFORMANCE 代表、日本バレーボール協会ハイパフォーマンスサポート委員会トレーナーユニット長、JATI中国・四国支部委員、JATI-SATI)

 近年、トレーニング業界やスポーツの現場ではデータの活用が広く普及し効果を上げています。 効果的なデバイスが普及する中、若年層アスリートに自己の身体感覚に乏しい選手がいることも事実です。 ミュンヘン五輪で世界一になったバレーボール選手たちが実践したアクロバティックな体操を実践できる選手はもういない。過去、日本が席巻したトレーニングを振り返り、改めて自己の身体を自由自在に操る活動に注目します。

●分科会2A(座学&実技)

運動療法とスポーツパフォーマンス向上のためのピラティス
講師:本橋恵美氏
(一般社団法人 Educate Movement Institute 代表理事、株式会社 E.M.I. 代表取締役)

 日常生活を円滑に過ごすことや、スポーツ競技のパフォーマンスを向上させるには、ベストなコンディションを保つことで有り、傷害予防にもつながります。Exercise is medicine(運動は薬である)という言葉が定着しましたが、薬となるエクササイズとは一体何でしょうか。私たちは多くのエクササイズを指導するスペシャリストですが、その中の一つピラティスが今最も注目されています。現在ピラティスは女性のためのダイエットや美容目的で行われるようになりましたが、元々はリハビリから生まれたエクササイズであり、医療従事者の多くは運動療法としてピラティスに注目しています。運動器障害の一次予防対策として有用であり、体幹機能向上するために注目されているピラティスの最前線を紹介します。ぜひアスリートピラティスの真髄に触れてみてください。

●分科会2B(座学)

跨ぐ関節の数の違いからみた骨格筋の振る舞いと適応のユニークさ
~アスリートから高齢者、トレーニング効果まで~

講師:江間諒一氏
(静岡産業大学スポーツ科学部 准教授)

 骨格筋は身体運動を生み出す原動力です。骨格筋のうち、関節を一つ跨ぐ骨格筋を単関節筋、二つ跨ぐ骨格筋を二関節筋と呼びます。跨ぐ関節の数の違いという視点から、身体運動中における筋の振る舞い(神経筋活動)や運動・トレーニングに対する反応・適応を眺めてみると、単純な解剖学では説明できない興味深い点(ユニークさ)がみえてきます。その中には、スポーツ現場で活躍されている皆様にとって、意外だと思う報告もあるかもしれません。本講演では、我々が報告してきたアスリートや高齢者を対象とした研究やトレーニング介入を行った研究を含む、二関節筋のユニークさに関する学術研究と知見をご紹介します。そこから、スポーツ・運動指導の現場への応用に繋げていくことを目指します。


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