セミナー詳細
- 【終了】日本体育学会 第63回大会 in 東海大学 ランチョンセミナー
-
会員各位
8月22日から開催されます日本体育学会においてJATIがランチョンセミナーを実施することとなりましたのでお知らせいたします。当学会に参加される方は是非ランチョンセミナーにもお寄りください。
ランチョンセミナー自体は申し込み不要ですが、参加は学会参加者に限られます。
講習会概要 - 日時
2012年8月22日(水) 12時00分 ~ 13時00分
- 参加受付
当日午前8時30分から、体育学会総合受付(14号館)脇のJATIランチョンセミナーの受付にて
先着順100名に弁当の整理券を配布いたします。弁当の整理券は先着100名ですが、
整理券がなくてもセミナーの聴講は可能です(聴講のみでもJATI継続単位を取得いただけます)。
▼学会の当日参加費:日本体育学会会員10,000円 会員外11,000円 学生6,000円 - 会場
東海大学湘南キャンパス 松前記念館
- 受講料
無料 ※学会参加費が別途必要です
- 定員
100名(定員になり次第締め切り)
- 単位
JATI継続単位 1.0単位
講師紹介・講演内容
テーマ 科学的データによる動作の検証と効果的なトレーニングについて ~動作特性を考慮したスタートスピード強化ドリル~ 講師 有賀雅史(日本トレーニング指導者協会 理事) 内容 近代スポーツトレーニングにおいては、最大筋力を向上させその後パワー/スピードに転換し、競技期に向けて準備するピリオダイゼーション(長期波状型計画的トレーニング)が広く導入されている。つまり、近代的スポーツトレーニングの最終目標は、爆発的パワーや最大スピードの獲得ともいえる。こうした体力要素は多くのスポーツ種目において、競技の各局面や競技成績を大きく左右するものである。特に、動きだしの速さ・スタート―スピードは、球技系スポーツでは特に要求される専門体力である。スタートスピードの向上トレーニングとしては、クイックリフトや高重量コンセントリック・スクワット、バウンディング等のプイオメトリクスが有効とされ、実践されている。また、最近では機能や動作の効率、バランスを重視したファンクショナルトレーニングも注目されている。 いずれにしても、筋出力を高め動きを制御する神経系を改善する競技者の内的要因からアプローチするトレーニング法といえる。こうした流れの中、重力等の外的要因を効率よく制御し、動きや動作に活用するアプローチも再認識されている。
テーマ 「高齢者に対しての歩行能力改善への科学的取り組み」 講師 油谷浩之(日本トレーニング指導者協会 理事) 内容 現在日本は超高齢社会を迎え、2025年には国民の25%が65歳以上になるといわれている。 そのように世界でも有数の長寿国となったが、健康寿命といわれる自立した生活がおくれる期間はというとその延長は微々たるものである。そのことからも今まさに高齢者の機能的自立を支援し、要介護の状態になることを防ぐ取り組みが社会的に求められている。 我々トレーニング指導者にも、楽しく運動をしていただけることを前提に健康科学の根拠(エビデンス)に従ったプログラムを提供し、高齢者の機能的自立をサポートしていく運動指導の場が昨今増えてきている。 高齢者の運動能力の改善において求められることとして、自立的な生活をおくるうえで必要となる歩行能力の向上があげられる。今回紹介するデータの高齢介護認定者の中の軽度者(要支援1・2、要介護1・2)においても認定度合いが重度になるほど継ぎ足・すり足が多く見られるようになり、正常歩行が困難になる傾向が明らかとなっており、そのような方々の歩行能力を高めていくことにおいても、他の運動能力の向上と同じく、その能力と深く関わる体力要素を知り、最適な運動指導が必要と考えられる。 高齢者の歩行能力の低下は歩行時のストライド幅の減少によるものであるとの報告が多く見られるところで、本発表では静止立位姿勢、椅子から立ち上がる際のパワー、動的バランスのファンクショナルリーチと歩行能力としてTimed up & go テストの評価から、高齢者の歩行時のストライド幅減少の体力的要因を探り、いかにトレーニング指導によって改善をすすめていくかの事例を紹介する。 - 日時