セミナー詳細
- 【終了】第11回トレーニング指導者研修・交流会
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参加受付は終了しました。
<ご注意:東海道新幹線・東海道本線にてご来場予定の方へ>
当日(12/18)、不発弾処理作業のため新幹線・在来線の一時運休が予定されております。 下記のJR東海様のwebページをご確認の上、お時間に余裕をもってお越しいただけますようお願い致します。
→詳細はコチラ
実施概要
◆日程 2016年12月18日(日) 10:00 - 18:10
◆会場 東海大学 高輪キャンパス (東京都港区高輪2-3-23) →アクセスマップ
◆参加費 【研修・交流会】
●会員 11,880円
●一般 23,760円
●学生 12,960円 ※学生証をご持参ください
【懇親会】 1,620円
※税込
※懇親会の当日参加は、3,240円となります。
※懇親会のみの参加はできません
◆単位 JATI 5単位
NSCA CEU 0.3(A) ※会員証を必ずお持ちください
◆定員 300名
※先着順
※分科会は会場ごとに定員あり(定員締め切り後のキャンセル待ちや見学は不可)
◆申込期限 参加申し込み : ~2016年12月9日(金)まで
参加費お振込期限: ~2016年12月9日(金)まで ※銀行振込の場合のみ
◆参加賞 JATIオリジナルタオル
◆服装 実技セミナーを選択される方は、運動のできる服装・室内用シューズをご持参ください。
◆その他 ●受講票の送付
お申し込みが完了された方(銀行振込の方は入金完了)へ11月下旬頃より順次受講票を郵送致します。当日、受講票を必ずご持参ください。
●キャンセルについて
開催日前の最終平日(祝日を除く)の18時までに事務局にキャンセルのご連絡をいただいた場合に限り、お支払い済みの参加費を返金致します。
※返金手数料として500円を控除した額の返金となります。
※上記期限以後のご連絡については返金致しかねますのであらかじめご了承ください。
●当イベント開催中に、協会が撮影した写真・動画等を、JATIの機関誌やホームペー ジ、SNS等で公開する場合があります。また、報道機関等協会が撮影を許可した者が 撮影した写真・動画等が、新聞や雑誌、ホームページ等で公開されたり、各種コンテンツとして利用される場合があります。あらかじめご了承願います。
スケジュール 時間 内容 9:15 - 9:55 受付 10:00 - 11:30 『国際シンポジウム』
長谷川裕 (日本トレーニング指導者協会理事長)
Emily Nolan(ASCA(豪州ストレングス&コンディショニング協会)女子アドバイザー委員長)
Bridgitte Swales(UKSCA(英国ストレングス&コンディショニング協会)副理事長)11:30 - 12:00 『リオ五輪に向けた全日本女子バレーボールチームのコンディショニング
~食事と栄養指導の取り組み』
大前恵
(株式会社 明治 栄養営業本部 スポーツ栄養マーケティング部、管理栄養士)12:00 - 12:10 企業プレゼンテーション 12:10 - 13:00 休憩 13:00 - 13:45
【分科会1】●分科会1-A(講演)
「『復活』に向けたサポート活動
~リオデジャネイロオリンピック柔道男子日本代表の体力トレーニングに関して~」
守田誠
(日本スポーツ振興センター ハイパフォーマンスサポート事業パフォーマンス分析(柔道))
●分科会1-B(実技)
『水入りエクササイズツールを用いたトレーニング ~カヌースプリント競技を例に~』
新納幸喜 (STRENGTH㉞ 代表)
●分科会1-C(実技)
『ウォーミングアップで動作改善 ~フィットネスインストラクターに多い障がい事例から~』
伊礼健太朗 (株式会社BB Activation 代表取締役)13:45 - 13:55 休憩・移動 13:55 - 14:40
【分科会2】●分科会2-A(講演)
『トレーナーが小資本でマイクロジムを起業・運営する3つのポイント』
高橋順彦(株式会社nano代表取締役)
●分科会2-B(実技)
『打撃系格闘技種目におけるチームトレーニング ~ボクシングトレーニング実践例~』
大野隆成(岐阜市役所)
●分科会2-C(実技)
『これまでの筋力トレーニングの常識を覆す! High-Velocity Resistance Training 』
菅野昌明(愛知学院大学ラグビー部コンディショニング・ディレクター)14:40 - 14:50 休憩・移動 14:50 - 15:35
【分科会3】●分科会3-A(講演)
『フィジカルトレーニングスクール指導の知見から~Kampftraining、サッカーフィジカルコンタクトスキル習得への基礎づくり』
小俣よしのぶ(一般社団法人Sports Business Academy /FMチーフコーディネーター、石原塾 /スクール技術部統括マネージャー)
●分科会3-B(実技)
『フィジカルスキルを高めるトレーニング』
津田達也(トレーニング&コンディショニングジム ボディセンス 代表、有限会社アクティブスポーツシステム福井 代表)
●分科会3-C(実技)
『ViPRを用いたトレーニングの可能性を探る~パーソナルトレーニングからグループエクササイズでの活用~』
澤田友紀(専門学校北海道体育大学校 専任教員)15:35 - 15:45 休憩・移動 15:45 - 16:30
【分科会4】●分科会4-A(講演)
『競泳リオ五輪に向けた事例紹介』
田村尚之(国立スポーツ科学センター スポーツ科学部主任専門職)
●分科会4-B(実技)
『リニアバックワード加速の段階的実践』
朝倉全紀(LIXIL DEERS アスレチックパフォーマンスコーチ)
●分科会4-C(実技)
『下肢関節疾患・スポーツ障害予防を目的とした関節アライメント修正プログラム』
栗田興司(フィジカル コンディショニング プロダクション合同会社 代表)16:30 - 16:40 休憩・移動 16:40 - 18:10 10周年記念懇親会 (会場:地下 コメドール)
講師 演題 国際シンポジウム
概要 わが国のスポーツやフィットネス領域におけるトレーニング指導のより一層の普及やトレーニング指導者のさらなる地位向上のための課題を明確にし、その解決のためのよりよい取り組みを探るためには、スポーツやフィットネス界におけるトレーニング指導をめぐる環境やトレーニング指導者が置かれた位置について正確に知る必要があります。そのためには、日本と異なる諸外国のスポーツやフィットネスにおけるトレーニング指導を取り巻く環境や日本と異なるトレーニング指導者の役割や位置について広く知見を得ることも役に立つと思われます。この国際シンポジウムではJATIと相互協力契約を締結したオーストラリアストレングス・コンディショニング協会(ASCA)と、相互協力契約に向けて現在準備中の英国ストレングス・コンディショニング協会(UKSCA)から講師を招き、それぞれ日本とは異なる自然・社会環境、スポーツやフィットネスにおけるトレーニング指導に関する環境のなかで、トレーニング指導の普及や指導者の地位の向上がどのように図られているのかその現状や課題を具体的に知ることで、今後のわが国におけるトレーニング指導の在り方や指導者の地位向上についての議論を深めるための情報共有の場としたいと思います。
講師 長谷川裕
(龍谷大学 教授、JATI理事長、日本トレーニング指導学会世話人代表、JATI-SATI)1956年京都府出身。79年筑波大学体育専門学群卒業。81年広島大学大学院教育学研究科博士課程前期修了。龍谷大学スポーツサイエンスコースにおいて、バイオメカニクス、機能解剖学、トレーニング理論、エクササイズテクニック実習等の科目を担当し、実践的研究活動に力を注いでいる。 龍谷大学サッカー部部長・監督(88年~)、ペンシルベニア州立大学客員研究員兼男子サッカーチームコンディショニングコーチ(97~98年)、名古屋グランパスエイトコンディショニングアドバイザー(2004~08年)。本田技研工業ラグビー部Honda Heatスポーツサイエンティスト(2008~2011)。スポーツ科学計測テクノロジー・S&C Corporation代表。 著書に「IOC hand book-strength training for athletes-」、「アスリートとして知っておきたいスポーツ動作と体のしくみ」、「サッカー選手として知っておきたい身体の仕組み・動作・トレーニング」など多数。 JATI認定特別上級トレーニング指導者、JATI理事長、研究・国際委員会委員長。日本トレーニング指導学会世話人代表。
講師 Emily Nolan
(オーストラリアストレングス&コンディショニング協会(ASCA)女子アドバイザー委員長)レベル3マスターS&Cコーチ。2014年に女性として初のASCA最優秀コーチ賞を受賞。 現在、ハイパフォーマンスS&Cスペシャリストとしてスポーツニュージーランドに勤務。 パラリンピック水泳、自転車、射撃チームの体力トレーニングを担当。 ニュージーランドに移る前は、オーストラリアスポーツ研究所(キャンベラ)で9年間、男子バレーボール、投擲、ボート、テコンドー、柔道、パラリンピック漕艇、テコンドーのS&Cコーチを務めた。スポーツ医科学サポートスタッフとしてロンドンとリオのパラリンピックに参加。
講師 Bridgitte Swales
(英国ストレングス&コンディショニング協会(UKSCA)副理事長)元ローハンプトン大学講師 スポーツサイエンスアドバイザーおよびS&Cコーチとして、フェンシング英国代表チーム、英国年齢別トライアスロンおよびデュアスロン世界大会・ヨーロッパ選手権代表、2012ロンドンパラリンピックにおける英国代表バレーボールチームを指導。女子プレミアリーグのチェルシーFC、ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCのS&Cコーチを経て現在ルイスFCのS&Cコーチ。英国ウェイトリフティング協会のコーチでもある。
演題 リオ五輪に向けた全日本女子バレーボールチームのコンディショニング
~食事と栄養指導の取り組み~
講師 大前恵 (株式会社明治 栄養営業本部 スポーツ栄養マーケティング部、管理栄養士)
概要 今年行われたリオデジャネイロオリンピック。全日本女子バレーボールチームは金メダル獲得をチーム目標に掲げて4年間取り組んできました。世界と戦うためのチーム、個人の課題に対し、栄養面からの取組実例を、『リオ五輪に向けた全日本女子バレーボールチームのコンディショニング ~食事と栄養指導の取り組み』と題し紹介させていただきます。
大妻女子大学卒業。全日本女子バレーボールチーム、侍ジャパンの管理栄養士を務める。また上原浩治選手(野球)、大谷翔平選手(野球)、西谷岳文選手(競輪)など幅広くトップアスリートのサポートを行っている。 2016年度より、新にラグビートップリーグで戦う東芝ブレイブ ルーパス を担当。トップアスリートの栄養サポートからスポーツ栄養の普及活動を行っている。
演題 分科会(講演)
「復活」に向けたサポート活動
~リオデジャネイロオリンピック柔道男子日本代表の体力トレーニングに関して~
講師 守田誠 (日本スポーツ振興センター ハイパフォーマンスサポート事業パフォーマンス分析(柔道)、JATI-AATI)
概要 2016年8月日本から遠く離れた南米の地で4年に1度の競技スポーツの祭典が行われました。柔道男子日本代表は強豪国が軒並みメダル獲得数1~2個であるのに対して金2個、銀1個、銅4個と1964年東京オリンピック以来52年ぶりとなる全階級(7階級)でのメダルを獲得しました。 オリンピック後各種メディアで既に報道されていますが、監督に就任した井上康生氏はこの4年間、「復活」を目指し様々な試みに着手しました。強化合宿実施目的の明確化、情報スタッフによる徹底的な映像分析、海外や国内他競技の体験等々。その試みの一つに代表選手のフィジカル強化がありました。 今回の講演では、日本スポーツ振興センターの受託事業であるハイパフォーマンスサポート事業スタッフとして男子柔道のフィジカル強化に3年間携わった立場から、柔道代表選手に対する体力トレーニングサポートに関してお話しさせて頂きます。
1971年生まれ。95年北九州大学文学部国文学科卒業、99年筑波大学大学院体育研究科健康教育学専攻修了。 社会人バレーボールチームのトレーニング指導を担当後、ラグビーフットボール日本代表チームフィットネスコーチ、国立スポーツ科学センター常勤指導員などを経て現職。 2013年より柔道男子日本代表チームのトレーニング指導を担当し、代表合宿やオリンピック本大会に帯同。前回大会では優勝のなかった同競技の代表選手に継続したトレーニング指導を行い、本年のリオデジャネイロオリンピックでは金メダル2名を含む52年ぶりの全階級でのメダル獲得など、国際競技力向上に大きく貢献した。 共著に『トレーニング指導者テキスト 実践編』(大修館書店)。
JATI認定上級トレーニング指導者(JATI-AATI)、JATI資格認定委員会委員。
演題 分科会(実技)
水入りエクササイズツールを用いたトレーニング~カヌースプリント競技を例に~
講師 新納幸喜 (STRENGTH㉞代表、JATI九州・沖縄支部長、JATI-SATI)
概要 カヌースプリントは日本では決してメジャースポーツではありません。私はこの競技を知って5年目となりますが、知れば知るほど奥の深い競技です。 今回は、カヌースプリントのストレングストレーニングと並行して取り組んでいるトレーニングを紹介させていただきます。水入りエクササイズツールを利用したトレーニングも、カヌースプリントの競技力向上には有効だと考え取り入れています。 実際に現場指導で採用しているトレーニング種目ですので、他競技でも有効なトレーニング種目もあるかと思いますので、参考にしていただければ幸いです。短い時間ですが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
1970年生まれ。鹿児島大学教育学部卒業。 公立中学校英語教諭を経て、オーストラリア留学から帰国後、東海大学スポーツ医科学研究所研修員、アップルスポーツカレッジ・スポーツトレーナー科教員、鹿児島実業高校教諭を経て、独立。2012年鹿児島市内にアスリート専門パーソナルトレーニングジムSTRENGTH㉞を設立。 ジュニアからプロアスリートまで幅広い対象へのトレーニング指導に従事し、東海大学硬式野球部、日本文理高校野球部、鹿児島実業高校サッカー部、鹿屋体育大学カヌー部、鹿児島ドリームウェーブ(野球クラブチーム)など全国レベルで活躍する多くの高校・大学・社会人チームに対する指導およびプロゴルファーへの指導等個人へのトレーニング指導経験も多く有する。また、現在国立大学法人鹿屋体育大学において、共同研究活動にも取り組んでいる。
JATI九州・沖縄支部支部長、JATI認定特別上級トレーニング指導者(JATI-SATI)。
演題 分科会(実技)
ウォーミングアップで動作改善〜フィットネスインストラクターに多い障がい事例から〜
講師 伊礼健太朗 (株式会社BB Activation 代表取締役、JATI中国・四国支部長、JATI-SATI)
概要 私が経営しているトレーニングジムには、香川県内の多くのフィットネスインストラクターがトレーニングと機能改善を目的に通われております。そこで、スタジオレッスン後に不調を訴えられるフィットネスインストラクターが大変多く見られます。その共通点はステップ系のレッスン後の膝のつっぱり感や痛み、続いて股関節、足首の違和感や痛みです。原因の多くは自分では気づいていない誤った動作です。
キーワードは重心移動、支持基底面、臀部、ニーイン、ヒップヒンジ、シンアングルです。
本講演では、キーワードを踏まえながら、前方移動、側方移動、方向転換動作、ステップ台昇降、スクワット、レッグランジなどの基本動作をウォーミングアップとして行えるよう実施していきます。知っているようで実は誤っていることが多い動作、その修正方法と正しい動作とは何かをもう一度考えて頂けるように紹介いたします。
1967年大阪府出身。香川大学教育学部卒業。 高松第一高等学校、香川県立高松南高等学校において22年間教諭を務める。両校在籍中は野球部長兼トレーニングコーチとして、技術指導、トレーニング指導および他の運動部のトレーニング指導に従事し、2014年3月に退職。脳と身体のトレーニングジムBB Activationを設立し、幼児から高齢者、トップアスリートまで、幅広くトレーニング指導を行っている。 日本スポーツパフォーマンス分析協会(IPAS)認定スポーツパフォーマンス分析士(IPAS-SPAS)、 ISAK認定国際身体計測技師、日本健康予防医学会認定リアラインインストラクター、 シナプソロジー普及会認定アドバンス教育トレーナー。
特別上級トレーニング指導者(JATI-SATI)、JATI中国・四国支部支部長。
演題 分科会(講演)
トレーナーが小資本でマイクロジムを起業・運営する3つのポイント
講師 高橋順彦 (株式会社nano代表、JATI東海支部委員、JATI-AATI)
概要 トレーナーが生涯を通じて運動指導に携われるロールモデルとして定着しつつあるマイクロジム経営ですが、準備不足や勉強不足等により、廃業したり、開店休業状態になる人も出てきました。 そこで、極力自己資金のみの小資本、低リスクでマイクロジムを起業し、軌道に乗せるための3つのポイントを、自身とスタッフ一丸となっての10年間のマイクロジム運営の膨大な試行錯誤と、全国のマイクロジム経営者との生の意見交換より導き出しましたので、それらを共有いたします。 その3つは『資金の使い方』の優先順位のつけ方、『集客方法』の確立、トレーナーと経営者の両立をこなす『タイムマネジメント』です。マイクロジム経営に興味を持っている方はもちろん、現在マイクロジムを経営されている方で、さらに運営を円滑にしたい方のご参加もお待ちしております。
1975年生まれ。名古屋、岐阜、東京のフィットネスクラブでのトレーニング指導を経て、名古屋に「パーソナルトレーニングスタジオナノ」を設立。痛み、姿勢、動き、ボディラインの改善のためのベストな運動・コンディショニング方法を提供し、パーソナルトレーニング専門のマイクロジムの先駆けとなる。また、テレビ、ラジオ、雑誌連載などを通じて健康になるための適切な運動方法の伝道者としても活動するほか、運動指導者向け事業を次々と立ち上げ、現在では全国のフィットネスクラブ、接骨院等での研修やマイクロジムの経営コンサルティングも担っている。 NEXT誌選定2009年トレーナーオブザイヤートレーナー部門最優秀賞。
東海学園大学スポーツ健康科学部非常勤講師、上級トレーニング指導者(JATI-AATI)、JATI東海支部委員。
演題 分科会(実技)
打撃系格闘技種目におけるチームトレーニング〜ボクシングトレーニング実践例〜
講師 大野隆成 (岐阜市役所、JATI東海支部長、JATI-AATI)
概要 私は現在、高校ボクシング部のトレーニングをサポートしています。過去にも大学硬式野球部やスポーツ少年団のトレーニングに関わってきましたが、いずれも練習中は部員が集団で行動するため、トレーニングメニューは複数人が同時に実施できるものが求められます。そこで、決められた時間枠の中で多くの部員に対して、いかに効率良く刺激を与えるか、を念頭において実践しているチームトレーニングメニューを紹介します。
また、高校生のボクシング競技は、1ラウンド2分間×3ラウンド、ラウンド間のインターバルは1分間で行われます。競技中のエネルギー供給機構は、ATP-CP系と解糖系が中心になると考えられるので、それぞれのエネルギー供給機構をターゲットとした代謝系トレーニングを実施しています。『JATIトレーニング指導者テキスト[実践編]「持久力向上トレーニングの理論とプログラム作成」』を参考に組み立てた代謝系トレーニングメニューを紹介します。
1971年生まれ。鹿児島大学卒業。民間企業就職後、筑波大学大学院体育研究科へ進学。 大学院修了後、岐阜市役所に入庁。研究を通じて学んだ理論をもとに、中高年者の筋力トレーニングや体力測定、ダイエット等の新事業を企画・実施している。また、岐阜県で行われた全国高校総体(2000年)や国民体育大会(2012年)では競技運営を担当し、選手の立場に立った大会運営を心がけ、各大会の開催に尽力してきた。 市役所業務のほか、岐阜県内の高校ボクシング部にてトレーニング指導を行い、在籍選手が全国大会優勝を果たすなど好成績をおさめている。2015年全国高校総体バンダム級3位・ライト級5位、全日本女子ボクシング選手権(ジュニア)ライト級優勝。2016年国民体育大会少年男子バンダム級3位、フライ級5位。全国高校選抜大会女子ライト級優勝・男子バンダム級5位、全国高校総体女子ライト級優勝。
過去に大学硬式野球部トレーニングコーチ、スポーツ少年団トレーニングコーチほか。
JATI東海支部長、JATI認定上級トレーニング指導者(JATI-AATI)、体育学修士。
演題 分科会(実技)
これまでの筋力トレーニングの常識を覆す! High-Velocity Resistance Training
講師 菅野昌明
(愛知学院大学ラグビー部コンディショニング・ディレクター、JATI理事、JATI-SATI)
概要 通常の筋力トレーニングは、エクササイズに関与する関節が伸び切る前に減速しはじめ、その後一時的に停止してしまいます。しかしクリーン、ジャンプスクワット、メディシンボールスローやエクササイズで大きな加速を伴うHigh-Velocity Resistance Training(高速レジスタンストレーニング)は、関節可動域全体の速度、発揮筋力、パワーなどが通常の筋力トレーニングよりも有意に高いため、パフォーマンスの改善、パワーや筋力の向上に適したトレーニングであることが報告されています。また、近年では体幹強化や筋肥大を目的としたトレーニングにも利用できる可能性が示唆されています。本講座では、このようなHigh-Velocity Resistance Trainingのフィットネス分野、および競技スポーツ分野における段階的な導入方法やエクササイズ・テクニックなどを紹介します。
東亜大学大学院 博士課程 人間科学専攻 健康・スポーツ科学分野修了。博士(学術)。民間フィットネスクラブのチーフトレーナー、フィットネスディレクター、フィットネス事業部長などを経て、95年よりプロレーサー戸田哲史選手(F・ニッポン、全日本GT選手権参戦)、愛知学院大学ラグビー部、本田技研工業ラグビー部(Honda HEAT)などで日本代表、プロ、実業団、大学、高校アスリートの指導を行う。 また、愛知学院大学 心身科学部、東海学園大学 スポーツ健康科学部、愛知淑徳大学 健康医療科学部、至学館大学 健康科学部、トライデントスポーツ医療科学専門学校の非常勤講師を務め、研究・教育活動に従事している。(株)エム・スポーツコンサルティング代表取締役社長。著書(共著)に「スポーツトレーニングの常識を疑え」、「トレーニング指導者テキスト」(実践編・実技編)など。
JATI理事、教育・研修委員会委員長、JATI認定特別上級トレーニング指導者(JATI-SATI)。
演題 分科会(講演)
フィジカルトレーニングスクール指導の知見から
~Kampftraining,サッカーフィジカルコンタクトスキル習得への基礎づくり
講師 小俣よしのぶ
(一般社団法人Sports Business Academy /FMチーフコーディネーター、石原塾 /スクール技術部統括マネージャー )
概要 日本のサッカーではフィジカルが長年の強化テーマです。敗戦の度に「フィジカル不足」などと批判されていますが、未だに改善されていません。 本年、日本サッカー協会は新方針を発表しました。これまで「フィジカル不足」は身体形態やエネルギー系体力を中心に議論されましたが、今回は「フィジカルコンタクト」の強化が必要であると述べています。欧米、特にドイツサッカー連盟やオランダの強豪クラブAjaxなどはフィジカルコンタクトをスキルとして捉えています。スキル習得ですから運動学習最適期にあるジュニアユースの段階からプログラムを導入し、身体形態、体力面の発達に合わせ漸進的に進めています。 ジュニアユース期では「パフォーマンス=身体形態・体力」と言っても過言ではありません。コンタクトスキル習得をフィジカルトレーニングとして捉えればフィジカルトレーニング指導者がスキル向上に果たす役割は多く、ひいては長年にわたる日本サッカー界の課題解決に寄与すると考えます。今回の講演では、私が携わっているジュニアユースのフィジカルトレーニングスクールで導入を図っているサッカーフィジカルコンタクトスキルトレーニングの指導で得た知見を紹介します。
1959年生まれ。筑波大学大学院体育研究科修了。 筑波大学大学院非常勤研究員、筑波大学産学リエゾン共同センター客員研究員、日本IBMアメリカンフットボール部BigBlueトレーニングコーチ等、競技スポーツチームのトレーニング指導や研究員・教員等を歴任し、現職。 社会主義国、主に東ドイツやキューバの強化育成、適性選抜システムを研究テーマとし、ジュニア・ユース年代の競技スポーツ者を対象とした適性選抜や運動能力向上等の指導や研究に従事するほか、人材教育プログラムの研究開発やスポーツビジネスに関する研修の企画運営を積極的に行っている。
演題 分科会(実技)
フィジカルスキルを高めるトレーニング
講師 津田達也
(トレーニング&コンディショニングジム ボディセンス代表、有限会社アクティブスポーツシステム福井代表、JATI北信越支部委員、JATI-SATI)
概要 スポーツパフォーマンスを高めるために、多種多様なトレーニング方法があります。もちろん傷害を予防する目的や傷害からの回復期に取り入れられるトレーニングなどがあります。現場で最も要求されるテーマは、「どうしたらもっとスピードが上がるか」「もっとスタミナをつけるにはどうしたらよいか」「当たり負けしないために何が必要か」「飛距離を伸ばすにはどうしたらよいか」などです。今回の講義では、私が現場の要望に応えるべく実践してきた実技例(野球を主に)をご紹介させていただきます。 また、マネジャーやテクニカルコーチの理解を深めていただき、選手に興味・関心を持たせてプログラムを導入していくことは簡単ではなく、それらの苦い経験も踏まえながらお話ししたいと考えています。 トレーニング指導者やトレーナーはいまやチームや選手とって欠かせない存在になっています。 日々研鑽を積み期待に応えることができるようそれぞれの現場でお互い頑張りましょう。
1972年生まれ。中京大学体育学部卒業。 福井県内に「トレーニング&コンディショニングジム ボディセンス」を設立し、競輪やプロ野球、水泳など様々な競技のアスリートを対象にトレーニング指導を行っている。 プロ野球独立リーグ(BCリーグ)福井ミラクルエレファンツトレーニングコーチ時(09~13年)にはリーグ地区優勝やチャンピオンシップ進出に貢献。現在、LPGA(女子プロゴルフ)ツアープロトレーニングコーチ、福井県自転車競技連盟フィジカルコーチ、トライアスロン「チームゴーヤー」フィジカルコーチ、 福井県立福井商業高校女子バスケットボールトレーニングコーチ等を務める。
JATI特別上級トレーニング指導者(JATI-SATI)、JATI北信越支部委員。
演題 分科会(実技)
ViPRを用いたトレーニングの可能性を探る
~パーソナルトレーニングからグループエクササイズでの活用~
講師 澤田友紀
(専門学校北海道体育大学校専任教員、JATI北海道支部長、JATI-AATI)
概要 近年、様々なトレーニングツールが存在し、我々トレーニング指導者はそれらを取捨選択しながら、選手、クライアント、お客様に指導をしていますが、目新しい情報にのみ左右され、各ツールの特徴も十分に理解しないままトレーニングを実施し、本質を見失いがちになってしまうこともあるかと思います。 ViPRとは、Vitality(バイタリティ)、Performance(パフォーマンス)、Re-conditioning(リコンディショニング)の略で、「自重以上の負荷をかけながら動きのトレーニングができる」、「三次元(矢状面、前額面、水平面)の動作パターンをトレーニングすることができる」などの特徴があります。 本セミナーでは実際に体を動かしながらViPRというトレーニングツールに触れ、特徴を理解していただきながら、みなさま自身がご活躍されている現場でどのような活用方法が期待できるのか? また、レジスタンストレーニングとの使い分け等を考えながら受講していただきます。45分間ほぼ動き続けますので、心と身体のご準備をお願いいたします。皆さまで楽しみながら身体を動かしていきましょう。
1978年北海道生まれ。1999年札幌社会体育専門学校(現 専門学校北海道体育大学校)卒業。 専門学校の教員として学生への教育・指導に力を注ぐ傍ら、北海道大学アメリカンフットボール部BigGreenストレングスコーチ(2003年~)をはじめ、高校野球部のトレーニング指導、講習会講師、JATI北海道支部の運営など幅広く活動している。また、学校に併設されているスポーツクラブであるスポーツプラザiBにおいて、一般の方や高齢者へ向けた運動指導も行っている。
ViPR認定インストラクター、JATI上級トレーニング指導者(JATI-AATI)、健康運動指導士、JATI北海道支部支部長。
演題 分科会(講演)
競泳リオ五輪に向けた事例紹介
講師 田村尚之
(国立スポーツ科学センター スポーツ科学部主任専門職、JATI関東支部委員、JATI-SATI)
概要 リオデジャネイロオリンピックの競泳では、金メダル2個を含むトータル7個のメダルを獲得しました。これは、アメリカ(33個)、オーストラリア(10個)、ハンガリー(7個、金が3)に次ぐ、世界4位の成績となりました(ロンドンオリンピックでは金なしの11個で9位)。 日本の競泳界にウエイトトレーニングが本格的に導入されてから15年になります。近年の競泳日本代表における課題の傾向を反映させた競泳の代表的なプログラムの紹介と、リオデジャネイロ五輪に向けたある選手の1つの課題克服事例を取り上げます。トップアスリートではベーシックストレングスの向上だけでなく、個々の課題克服に対してストレングスの立場からどのようなアプローチが考えられるのかについて検討したいと思っています。具体例として私が行った課題の克服に向けて、パフォーマンスをどのように観察し、どんな体力要素に問題があったのか。検討の結果、改善するのに用いた具体的な方法を紹介します。また、このような取り組みにおけるリスクについても考え、実際に講じた手段についても紹介します。
1965年生まれ。89年東海大学工学部卒業。会社員を経て、スポーツクラブのインストラクターとなる。 97年 オンワード・スカイラークス(アメリカンフットボール)ヘッドS&Cコーチ、2001年 全日本女子柔道、コマツ女子柔道部等のストレングスコーチを務め、国立スポーツ科学センター(JISS)研究員に就任。競泳やシンクロナイズドスイミングなど多数の日本代表レベルのアスリートのトレーニング指導を担当。 特に競泳界ではそれまでほぼ行われていなかったウエイトトレーニングを導入し、指導した北島康介選手や中村礼子選手、寺川綾選手など多くの選手が五輪でメダルを獲得。本年行われたリオデジャネイロ五輪でも萩野公介選手、金藤理恵選手、瀬戸大也選手、星奈津美選手などのサポートにあたり、多数の入賞・メダル獲得を果たすなど、国際競技力向上に貢献してきた。
JATI関東支部委員、JATI認定特別上級トレーニング指導者(JATI-SATI)。
演題 分科会(実技)
リニアバックワード加速の段階的実践
講師 朝倉全紀
(LIXIL DEERS アスレチックパフォーマンスコーチ、JATI-SATI)
概要 様々なスポーツにおいてスピードはそのパフォーマンスにおける重要な要素であるということは多くの皆さんが同意できることであると思います。それでは、スピード向上トレーニングの実際を考えた時、どのような要素を高めるべきなのでしょうか?一般的にはリニアフォワード、すなわち前方向へのスプリントスピード、そしてそれ以外の(マルチディレクショナルな)スピードを高める、というアプローチであることが多いかと思います。しかしながら、実際には多くのスポーツにおいて前に走る速さと同じかそれ以上に、横方向や後ろ方向への加速力は優位なポジショニングを確保したり、スポーツスキルの達成のために重要な要素です。 今回のセッションではこの中で後ろ方向への加速の向上に関して必要なトレーニングを段階的にアプローチする方法を紹介していきます。後ろ向きに走る、加速する、だけではなく減速の動作をよりパワフルに行うために皆さんが行っているコンベンショナルなトレーニングを生かしつつアプローチを紹介して行きます。
1971年生まれ。国立長岡技術科学大学大学工学部修士課程修了、北コロラド州立大学体育学部運動生理学修士課程修了。 ライケスセンターS&Cコーチ、スタンフォード大学バスケットボール部アシスタントS&Cコーチ、日立サンロッカーズストレングスコーチ等を経て、2005年鹿島DEERS(2014年LIXIL DEERSへ組織形態変更)アスレチックパフォーマンスコーチ就任。現在まで、数多くのタイトル獲得に貢献している。 また、日本アメリカンフットボール協会アカデミーストレングスコーチ、防衛大学アメリカンフットボール部S&Cコンサルタント、も務めるなど、様々な年齢やレベルのアスリートへ対するトレーニング指導に従事するほか、School of Movement(http://www.school-of-movement.org)主催としてトレーニング指導者や競技コーチへ向けた研修等も積極的に行っている。
演題 分科会(実技)
下肢関節疾患・スポーツ障害予防を目的とした関節アライメント修正プログラム
講師 栗田興司
(フィジカル コンディショニング プロダクション合同会社 代表、JATI-ATI)
概要 スポーツ障害を防ぎ、最適なパフォーマンスを得るためには運動効率の良い動作を獲得することが必要です。運動効率の良い動作とは、少ない筋活動で最大のパワーを生み出すことであり、歪みやズレのない骨格や関節のアライメントが基盤となります。特に走る、跳ぶ、投げる、打つなどのスポーツ動作では荷重と床反力のエネルギーの活用がパフォーマンスに大きく影響を及ぼします。そこで生み出された運動エネルギーが、関節への不必要なストレスを招くことなく目的のパフォーマンスに活かされるためには、骨盤や下肢における荷重伝達効率の良いアライメントが必要です。本セミナーではスポーツ活動における下肢への荷重時の動的アライメントを獲得するエクササイズについての指導ポイントを解説いたします。 2人一組で指導者とクライアントの役目で、指導者に必要な介入前後の評価法と指導法について紹介させていただき、同時にクライアントがこれらのエクササイズによって得られる効果を実感していただきます。
1965年生まれ。東亜大学大学院人間科学専攻博士課程(スポーツ健康科学修士)。 フィットネスクラブ社員を経て、1994年に独立、パーソナルトレーニング施設「フィジカル コンディショニング プロダクション(PCP)」を開業。ジュニアからプロアスリート、オリンピアンの指導のほか、一般の方や高齢者の方へ向けた健康増進、サルコペニア克服プロジェクトなど、幅広い対象の目的に応じたトレーニング指導を行っている。「鍛える前に整える」をテーマに掲げ、関節の動的アライメント修正を基盤に、スポーツ障害を招くことなく最適なパフォーマンスの発揮を可能にするコンディショニング指導を推進している。 また、パーソナルトレーナーとして活躍する一方、セミナー等における指導者養成やフィットネス施設、企業の健康経営のコンサルティングも積極的に行い、後進の育成にも力を注いでいる。 JATI認定トレーニング指導者(JATI-ATI)。
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