セミナー詳細
- アスリートの摂食障害を考える 世界摂食障害アクションデイ2018
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摂食障害は、軽症のものを含めると、若い女性の約1割が拒食症や過食症などの摂食障害の症状を持っていると考えられています。適切な検査や治療を受けられないと命に関わる合併症が起こったり、身長が伸びない、骨粗鬆症、歯の喪失などの後遺症も残ったりします。妊娠や出産に影響することもあります。 スポーツにおいては、2020年東京オリンピック・パラリンピックを控え、競技スポーツはますます盛んになっています。ジュニア世代、女子アスリートの育成も強化され、更なる活躍が期待されています。しかし、選手のスタイルや体重が競技の判定や記録に影響を及ぼしやすい体操、アイススケート、陸上などの競技では、若い女子アスリートでは「アスリートの3主徴」と呼ばれる、やせ、無月経、骨折が多く、摂食障害の有病率は一般女性の3倍と報告されています。残念ながら、競技成績を重視するあまり、健康やカラダ作りに注意を払わず、本来のパフォーマンスを発揮できずに結果が残せないまま、力がありながらも引退してしまう選手も多いのが現状です。 今年に入り、海外ではアイススケート選手が摂食障害が原因で引退が続き、日本ではクレプトマニア(窃盗症)につながる残念な事件も起きています。 特に、女性アスリートに対する支援の在り方についてはいまだ研究・開発の途上にありますが、女性のカラダ、摂食障害の特徴を知って、ジュニア世代、女性アスリートへどのように指導していくか、行政、国、関連学会、関連協会としては現状どのような取り組みを行い、今後どうバックアップしていけるかなど、それぞれの立場から発表、考えていきます。
概要
日程 2018年6月2日(土) 13:00 - 15:30
会場 政策研究大学院大学 想海桜ホール
(東京都港区六本木7-22-1)
主催 一般財団法人日本摂食障害協会
共催 特定非営利活動法人日本トレーニング指導者協会
後援 港区、公益財団法人日本医師会、公益社団法人日本栄養士会、公益社団法人日本女医会、公益社団法人日本小児科学会、公益社団法人日本精神神経学会、公益社団法人日本栄養・食糧学会、一般社団法人日本女性心身医学会、一般社団法人日本心身医学会、一般社団法人日本心理臨床学会、一般社団法人日本体育学会、一般社団法人日本体力医学会、一般社団法人日本臨床心理士会、一般社団法人日本臨床栄養学会、一般社団法人スローカロリー研究会、一般社団法人日本心理臨床学会、一般社団法人日本社会精神医学会、一般社団法人美容サロン協議会、特定非営利活動法人日本心療内科学会、日本摂食障害学会、摂食障害全国基幹センター、日本スポーツ精神医学会、日本トレーニング指導学会、女性スポーツ医学研究会
参加費 無料
継続単位 2単位
定員 300名 ※先着順
注意事項 当イベント開催中に、協会が撮影した写真・動画等を、JATIの機関誌やホームペー ジ、SNS等で公開する場合があります。また、報道機関等協会が撮影を許可した者が 撮影した写真・動画等が、新聞や雑誌、ホームページ等で公開されたり、各種コンテンツとして利用される場合があります。あらかじめご了承願います。
スケジュール 時間 内容 13:00 - 15:30 講演会 ※スケジュール・内容は変更になる場合がございます。