セミナー詳細
- 「年齢に関係なく!身体活動パフォーマンスを高めるための、RFDトレーニング」 SPORTEC2021
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RFD(Rate of Force Development)とは、「単位時間あたりの筋力の増加率」、「力の立ち上がり率」などと訳され、スプリント、ジャンプ、方向転換走(COD)などのスポーツパフォーマンスはもとより、高齢者の身体活動パフォーマンスにも関連していることが最新の研究によって明らかになっています。また、RFDは40歳を超えると顕著に低下するため、RFDを改善するためのトレーニングがフィットネス分野でも推奨されています。しかし、RFDには複雑な生理学的要因が関与しているため、レジスタンストレーニングによって筋を肥大させたり、筋力を高めるだけではRFDを改善することはできません。 本講座では、RFDに関連する先行研究をわかりやすく解説するとともに、これらのエビデンスを活用したフィットネス分野で実践可能なRFDトレーニングを紹介します。
概要
講師
菅野 昌明
JATI副理事長、愛知学院大学心身科学部非常勤講師、JATI-SATI、健康運動指導士
東亜大学大学院 博士課程 人間科学専攻 健康・スポーツ科学分野修了。博士(学術)。民間フィットネスクラブのチーフトレーナー、フィットネス事業部長などを経て、95年から日本代表、プロ、実業団、大学、高校までのアスリートのトレーニング指導・サイエンスコンサルタントを務める。また、愛知学院大学 心身科学部、東海学園大学 スポーツ健康科学部、愛知淑徳大学 健康医療科学部、至学館大学 健康科学部、トライデントスポーツ医療科学専門学校で教員を務めると共に、トレーニング科学の実践的研究成果をスポーツパフォーマンス向上から健康増進までのトレーニング指導に活用している。 著書(共著)に「スポーツトレーニングの常識を疑え」、「トレーニング指導者テキスト」(実践編・実技編)など。JATI理事、教育・研修委員会委員長、JATI認定特別上級トレーニング指導者(JATI-SATI)。(株)エム・スポーツコンサルティング代表取締役社長。