セミナー詳細
- エキセントリック収縮を用いたトレーニング効果と現場応用についてのヒント (オンデマンドセミナー)
-
お申し込み受付は終了しました。
エキセントリック収縮(伸張性収縮)は遅発性筋痛(いわゆる筋肉痛)を引き起こす…ということから、トレーニングで用いることを避けているトレーナー・指導者の方もいらっしゃるかもしれません。ただその反面、エキセントリック収縮はアイソメトリック収縮(等尺性収縮)やコンセントリック収縮(短縮性収縮)と比較して大きな筋力発揮が可能かつ疲労しにくいという特徴を有しているため、トレーニングにうまく使うことができれば、大きな利点があるとも考えられます。エキセントリック収縮が大きな筋力発揮を可能とする特徴を生かして、通常よりも負荷の強いトレーニングを行うことも可能です。具体的には、両手で重たいダンベルを持ちあげ(コンセントリック収縮)、そのあとに片手でゆっくりと下す(エキセントリック収縮)ことで通常よりも大きな負荷でのトレーニングが可能となります。また、エキセントリック収縮を用いたトレーニングは少ないトレーニング量でも筋力増加効果が生じることが明らかになっています。加えて、このエキセントリック収縮はトレーニング終了後の脱トレーニング(ディトレーニング)期間での持続効果や非トレーニング側への波及効果であるcross-education効果も大きい可能性が示されています。
このエキセントリック収縮による恩恵は若年者に限らず高齢者や有疾患者でも示されています。興味深いことに、長期的なエキセントリック収縮を用いたトレーニングは関節の柔軟性を損なうどころか逆に大きく改善させることが報告されています。以上より、エキセントリック収縮をトレーニング処方で強調・意識することは重要である可能性があります。しかし、前述の通り、遅発性筋痛が生じることはパフォーマンスを著しく阻害する因子となるため、実際の現場においては遅発性筋痛というネガティブな面を少なくしつつ、トレーニング効果を得るためのエキセントリック収縮を強調したトレーニングが重要です。
本講義では、エキセントリック収縮のポジティブな側面を紹介し、その後に遅発性筋痛を生じさせにくいようなトレーニング処方に繋がるための基本的なコンセプトなどについてご紹介したいと考えています。本講義を受け、これまであまり意識してこなかったエキセントリック収縮に着目する方が増えていただければ幸いです。(講師より)
概要
配信期間 2023年11月20日(月) 12時～ 12月10日(日)
※配信期間中は何度でも視聴可能です講演時間 約1時間 視聴方法 <会員>
マイページにログイン後、動画視聴ページにて視聴いただきます。
<一般・学生>
受講料のご入金確認後、3営業日以内に視聴用URLとパスワードを通知いたします。受講料
(税込み)●会員 3,300円
●一般 6,600円
●学生 4,950円 ※事前に学生証の写しをメールで確認いたします継続単位 1単位
●単位付与条件
以下の2つの条件を満たしている場合に単位が付与されます。
・配信期間内に本セミナーを視聴していること
・視聴確認クイズに解答し全問正解すること
※視聴確認クイズの解答期限は12月10日(日)です。
※12月11日以後の解答は無効となります。
※クイズに複数回解答された場合、最後の解答で正否を判定します。
※単位付与予定日:2023年12月20日(水)申込期限 ●参加申込 2023年10月16日(月) ～2023年11月13日(月) 17時
●参加費お振込期限 ～2023年11月14日(火)注意事項 ●キャンセルについて
本セミナーはキャンセル不可となります。あらかじめご了承ください。
・当セミナーの録画・録音・撮影、動画データのダウンロード、資料の2次利用、詳細内容のSNSへの投稿は固くお断りします。セミナー内容の盗用が発覚次第、著作権・肖像権侵害として対処させていただくことがございます。
・インターネット経由でのセミナーであるため、回線状況により映像や音声が乱れる場合がありますのであらかじめご了承ください。
受講に必要な環境(PC、タブレット、スマートフォンやインターネット回線)はご自身でご用意ください。また通信料につきましても、ご自身でご負担ください。
・視聴履歴を確認できない方、視聴確認クイズに不正解があった方にはJATI継続単位が付与されませんので、必ず配信期間内に講演動画を視聴の上クイズに解答してください。
⇒非会員の方はこちら
講師
講師 中村雅俊 氏
(西九州大学リハビリテーション学部理学療法学専攻 准教授)
長崎大学医学部保健学科理学療法専攻を卒業し、理学療法士の資格を取得。その後、京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻にて博士後期課程を修了し、現在は西九州大学リハビリテーション学部に所属。研究テーマはストレッチングやレジスタンストレーニング(特に伸張性収縮に着目したトレーニング)の効果について若年者から高齢者まで検討を行っている。ストレッチングの研究では国内外の研究者と一緒に数多くの研究論文を公開し、最近では「3秒筋トレ」という言葉でメディアにも出演し、トレーニングの普及にも努めている。
視聴方法
お申し込み
お申し込み受付は終了しました。