セミナー詳細
- 【終了】第9回総会・研修会
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参加受付は終了しました。多数のお申し込みありがとうございました。
三島隆章先生の「基礎から学ぶトレーニングプログラム作成に必要なデータ分析方法 ~基本統計量および相関について~ 」で使用するエクセルのダウンロード →
開催概要
◆日時
2015年5月31日(日)
◆会場
東海大学 高輪キャンパス(東京都港区高輪2-3-23)
→ アクセスマップ(PDF)
◆主催
特定非営利活動法人日本トレーニング指導者協会
◆後援
厚生労働省
公益財団法人健康・体力づくり事業財団
公益社団法人スポーツ健康産業団体連合会
特定非営利活動法人 日本健康運動指導士会
公益社団法人日本フィットネス協会
健康日本21推進全国連絡協議会
日本トレーニング指導学会
◆参加費 (税込)
▼会員 5,400円 ▼一般 10,800円 ▼学生 6,480円※会員証をご持参ください
※総会(会員のみ出席可)のみの参加は無料です。※学生の方は、当日受付にて学生証をご提示ください。
◆単位
▼JATI継続単位 5.75単位 ※総会のみの場合は、0.75単位
▼NSCA CEU 0.5(A) ※研修会参加分のCEU。総会のみ参加の方には付与されません。
▼健康運動指導士・実践指導者
※講演1:講義1.3
※若手科学的研究奨励賞受賞講演:講義1.3
※分科会1・2 座学:講義1.3 / コマ 実技:実習1.3 / コマ
◆参加賞
SAVAS × JATI Wネーム オリジナルプロテインシェーカー
◆参加申し込み期限
参加申し込み : ~2015年5月22日(金)まで
参加費お振込期限: ~2015年5月22日(金)まで ※銀行振込の場合のみ
◆その他
通常総会にご出席される方も、事前に出欠ハガキを出してください。
当イベント開催中に、協会が撮影した写真・動画等を、JATIの機関誌やホームペー ジ、SNS等で公開する場合があります。また、報道機関等協会が撮影を許可した者が 撮影した写真・動画等が、新聞や雑誌、ホームページ等で公開されたり、各種コンテンツとして利用される場合があります。あらかじめご了承願います。
スケジュール
※各講義には定員(先着)がございますので、ご希望の方はお早めにお申込みください。※講師・内容・スケジュール等が変更になる場合がございます。セミナー概要 および 講師プロフィール
【講演1】
定期的な運動と動脈硬化「ヒトは血管とともに老いる」というWilliam Osler博士の有名な言葉があるように、大動脈などの中心動脈の硬化度は加齢に伴って増大し、老化していく。動脈硬化度の増大は、心血管疾患発症の強力かつ独立した危険因子となる。従来、動脈硬化度の増大は老化現象の一つとして考えられていたため、定期的な運動が動脈硬化度に影響を与える可能性については注目されていなかった。しかし、定期的な有酸素性運動には動脈硬化度を低下させる効果があることが明らかになり、運動の重要性が認識されるようになった。また、介護予防の観点から注目されている筋力トレーニングも動脈硬化度に影響を与えることが明らかにされている。最近では、定期的な有酸素性運動が動脈硬化度を低下させるメカニズムもその一部が明らかになってきた。さらに、運動だけでなく、食生活(食事)も動脈硬化度に影響を与えることが明らかにされている。本講演では、定期的な運動が動脈硬化度に与える影響についての知見を中心に紹介する。 講師 前田 清司 (筑波大学 体育系スポーツ医学 教授) 経歴 1993年筑波大学大学院修了。博士(体育科学)。 筑波大学体育科学系講師、准教授等を経て2013年より現職。スポーツ医学を専門に、運動による生活習慣病の予防・改善に関する研究や、競技スポーツにおける競技力向上のためのコンディショニングの研究に積極的に取り組んでいる。また、大学の研究グループでは国内外の多くの学会発表や学術論文発表を行っており、後進の育成にも尽力している。 著書に『スポーツの科学』(日本学術協力財団)、『スポーツ生理学』(化学同人)など多数。日本体育学会理事,日本運動生理学会理事,日本体力医学会評議員,International Journal of Sport and Health Science編集委員長。
【若手科学的研究奨励賞受賞講演 】
足関節不安定性とパフォーマンスとの関係足関節捻挫は発生頻度の高いスポーツ外傷の一つであり、その受傷後には主観的不 安感が残存する場合や、繰り返し再受傷する場合がある。このような状態は足関節の 機能的不安定性と呼ばれており、関節位置覚の低下や姿勢制御能力の低下、筋反応時 間の遅延などさまざまな機能低下との関係が報告されている。したがって、足関節捻 挫を経験したことがある選手に不安定感が残存している場合、下肢の機能が低下して いる可能性があり、競技パフォーマンスの制限因子になりうることが考えられる。特に、下肢で素早く大きな力を発揮するジャンプやスプリントなどは足関節の貢献度が高く、その遂行能力においては、より足関節の機能的不安定性の影響が大きくなることが予想される。 以上のことを踏まえ、本講演では、そのパフォーマンスへの影響を最小限にとどめるための一助とすることを目的とし、足関節不安定性とパフォーマンスとの関係について、近年の先行研究や第3回日本トレーニング指導学会で発表した研究結果に基づく情報を紹介する。 講師 成相美紀
(大阪芸術大学 非常勤講師、大阪体育大学トレーニング科学センター(~2015年3月))経歴 1985年生まれ。2008年龍谷大学卒業、2010年筑波大学大学院人間総合科学研究科博士前期課程体育学専攻修了。2010年筑波大学大学院人間総合科学研究科3年制博士課程スポーツ医学専攻入学(在籍中)。足関節不安定性と球技選手のパフォーマンスに関する研究を進めるとともに、高校・大学や国体のバスケットボールチームでアスレティックトレーナーとして活動。また、日本ゴルフ協会女子ナショナルチームにおいて、コンディショニングやトレーニング指導に携わってきた。2013年4月から2015年3月まで大阪体育大学トレーニング科学センター研究員として学内外の団体に対する専門的体力測定やフィードバック等の活動を行いながら実践的研究を進め、現在も大阪芸術大学で非常勤講師を勤めるとともに、論文執筆や学会等における発表を積極的に行っている。
【分科会1_A】および【分科会2_B】
簡易な体力測定および評価法の有用性体力測定の結果は、個人の体力要素を把握する上で重要なデータであると理解できても、それらが何を意味するかについて説明することは困難である。今後、自治体では健康寿命の延伸や医療費の抑制、さらに要介護者を減らす努力が進められるとも考えられ、体力はこれらに少なからず関連すると思われる。各自治体では体力測定を義務的に実施しているものの、その結果を有効に活用しているかについては疑問点が多い。また、自治体等で大規模に実施する場合には簡易的に測定が可能で、かつ評価できる体力測定を考えていく必要がある。これら問題点の解決策を探るべく、本講では我々がこれまで実施してきた簡易な体力測定および評価法の有用性について報告する。 講師 島典広 (東海学園大学 スポーツ健康科学部 准教授) 経歴 1971年生まれ。1995年天理大学体育学部卒業、97年カナダ ウエスタンオンタリオ大学大学院留学、98年大阪体育大学大学院修士課程、2002年名古屋大学大学院博士課程修了。修士(体育学)、博士(医学)。 トレーニング科学や運動生理学等を専門に、大阪体育大学大学院スポーツ科学研究科教務補佐、鹿屋体育大学体育学部助手、鹿屋体育大学体育学部助教、東海学園大学助教等を務め、2012年より現職。 多くの研究発表を行う傍ら、自治体による保健対策事業や地域スポーツクラブ運営委員等の社会活動にも積極的に従事し、地域の健康の保持増進・健康づくりに貢献している。 愛知県みよし市保健対策推進協議会委員、愛知県大治町総合型地域スポーツクラブ運営委員会委員・設立準備委員会委員長(~2015年2月)。JATI調査・研究委員会委員、JATI認定上級トレーニング指導者(JATI-AATI)。
【分科会1_C】および【分科会2_C】
球技スポーツのコンタクトトレーニングについてバスケットボールは、ルール上禁止されているにもかかわらず、ボディコンタクトが大変多いスポーツです。そのため体格的に不利な日本人にとってACL損傷の多い競技であるため、障害予防の観点からもボディコンタクトはとても重要であると言えます。 私は3年前からバスケットボール女子日本代表に関わっていますが、海外選手と対等に戦うためには、ボディコンタクトの強さが一つのキーポイントだと感じています。また、代表活動時期以外は高校生や大学生のトレーニング指導に携わっているのですが、その場合も体格的に劣るチームが強いチームと戦うためにも同様のことが言えると思います。ボディコンタクトの強さを向上させるためには、ストレングストレーニングやコアトレーニングを行うのは当然のことで、さらに特別なトレーニングが必要だと思っています。 今回の講習では、これまで私が行ってきたドリルを紹介致しますが、まだ不完全な内容ですので、是非皆さまのアイデアを頂いて、少しでも良いコンタクトトレーニングを皆さまと一緒に築き上げていきたいと考えております。 講師 窪田 邦彦 (合同会社ベストコンディションKJ社 代表) 経歴 1967年静岡県出身。1993年筑波大学大学院体育研究科修了。 NKK男子バスケットボール部アシスタントS&Cコーチ、第一勧業銀行女子バスケットボール部アシスタントコーチ、佐田整形外科病院スポーツ医学研究所を経て、2004年にアスリート専用ジムベストコンディションを設立。2007年法人化。 同社ジムのほか、ライジング福岡(bjリーグ)やアビスパ福岡(Jリーグ)育成部門などのプロチームをはじめ、多数の高校・大学チームでトレーニング指導に従事。2012年よりバスケットボール女子日本代表チームS&Cコーチに就任し、国内外の遠征に帯同し指導を行っている。 著書に『トレーニング指導者テキスト 実技編』(共著、大修館書店)、『バスケットボール選手のためのフィジカルトレーニング』(ベースボールマガジン社)など。JATI認定特別上級トレーニング指導者(JATI-SATI)。
【分科会1_D】
体幹のモビリティエクササイズ近年、いわゆる「体幹トレーニング」が誤解された形で広く取りざたされてきましたが、最近では過度な期待や誤解を正すような記事も少しずつですが見られるようになってきました。根深い誤解はまだまだ払拭されませんが、我々トレーニング指導者にとって望ましい状況になりつつあります。 しかし体幹を強化したいと考える競技指導者が多くいるのも事実です。確かに正しい方法で体幹が強化されれば、多くの場合競技力向上につながるのでその要望は正しいと言えます。一般の方にとっても有益な効果が得られるものです。この局面でこそ我々は正しい方法に基づく運動処方を展開し、結果につなげる事で我々の意見を各地で証明し続けていく必要があると思います。 いわゆる「体幹トレーニング」では効果が不明なものが多くみられますが、柔軟性に特化したものは少なく感じます。柔軟性はいろいろな局面における基礎になると古くから考えられています。これには様々な意見がありますが、トレーニング動作における可動域確保、競技動作におけるストレスの軽減等、もはや自明とも言えるような効果が確実にあります。そこで本セミナーでは、体幹の柔軟性を向上させる方法について実技を通して学び、意見交換していきたいと思います。 講師 岡田 隆 (了德寺大学 准教授) 経歴 1980年生まれ。2005年日本体育大学大学院修了。体育学修士。 日本体育大学非常勤講師、了徳寺大学講師等を経て2013年より現職。体幹筋のトレーニングやアスリートの腰痛、ボディビルダーの身体組成に関する研究に従事するほか、柔道や水球の日本代表のトレーニングやリハビリテーションを務めるなど、多くの指導実績を有する。 社会的活動:全日本柔道連盟 男子強化委員(男子ナショナルチーム総務コーチ フィジカル担当)。日本水泳連盟 水球強化スタッフ。日本ボディビル&フィットネス連盟 選手強化委員。日本オリンピック委員会 強化スタッフ(柔道、水泳)。 主な国際大会帯同歴:2009年FINA男子水球ワールドリーグスーパーファイナル(モンテネグロ)。2010年アジア競技大会 水球競技(中国)。2011年世界水泳選手権大会 水球競技(中国)。2013年世界柔道選手権大会(ブラジル)。2014年世界柔道選手権大会(ロシア)。2014年アジア競技大会 柔道競技(韓国)。 主な著書:『除脂肪メソッド』、『筋肥大メソッド』(共にベースボールマガジン)。『復帰をめざすスポーツ整形外科』(メジカルビュー社)など多数。 主な資格:日本トレーニング指導者協会認定トレーニング指導者(JATI-ATI)。日本体育協会アスレティックトレーナー。理学療法士。柔道四段。
【分科会2_A】
アスリート・センタード・コーチング「アスリート・センタード・コーチング」とは、アスリートの学びに対する主体的な取り組みを支援するコーチングであり、より高いパフォーマンスの獲得と同時にポジティブな心理・社会的発達を実現させ、スポーツ活動を通した包括的な人間的成長を目指すものです。コーチが知っているコンテンツを伝えてそれを再生産させるだけに終わらせず、世の中や人間を複雑かつ動的なシステムとして捉え、アスリートが自らのスポーツを創造していく力を養っていきます。フィットネストレーニングはスポーツ競技そのものから脱文脈化した環境で行われることも多く、アスリートたちのモチベーションを保つことに苦労をしているコーチも多いのではないでしょうか。また、メニューを与え、トレーニングのフォームを指導するだけで、「自分はこれで本当に良いのだろうか?」と疑問を感じているコーチも多いのではないでしょうか。アスリート・センタード・コーチングのコンセプトをベースに、一緒に状況を打開するオプションを考えてみませんか。アスリートの力を借りながらコーチ自身が成長していきましょう。 講師 伊藤 雅充 (日本体育大学 准教授) 経歴 1971年生まれ。1996年東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻生命環境科学系修了。博士(学術)。 日本体育大学体育学部講師を経て2010年より現職。スポーツバイオメカニクスを専門分野としていた中、海外で触れたスポーツコーチングに大きな影響を受け、コーチング学の研究に転向。選手を中心に置いた『アスリート・センタード・コーチング』を掲げ、教員・プロコーチなどを目指す人材の育成を行うほか、様々な現場への普及活動を通じ、日本のコーチング学の発展に尽力している。 著書(共著)に『バレーボール100Q入魂』(日本文化出版)、『筋の科学事典-構造・機能・運動-』(朝倉書店)など多数。国際コーチングエクセレンス評議会研究委員会委員、日本コーチング学会理事、アジアコーチング科学協会理事。
【分科会2_D】
体幹トレーニング~健康増進とフィットネスの観点から見る~体幹トレーニングは体幹を強化し、全身の筋持久力を高め、柔軟性の向上による怪我の予防および早期回復、しなやかで良質な筋肉への変化、適切な関節の可動域を確保し、さらにメンタルにも働きかけます。更に体内機能面においては内分泌を促し、免疫力を向上させ、自律神経を整える効果が期待できます。内臓を活性化させ、心身共に効果を望める健康増進・フィットネスレベル向上を目的とし、Core Power YogaとCore Pilatesの両メソッドからご体験していただきたいと思います。 講師 本橋 恵美 (パーソナルトレーナー、ヨガ・ピラティスインストラクター) 経歴 1972年生まれ。ヨガ・ピラティスを中心に、プロ野球・ラグビー日本代表・オリンピックメダリストなどトップアスリートへ指導。体幹を重視した「アスリートピラティス」「コアパワーヨガ」「Pillar Yoga」「COREVITY」、また東洋医学を取り入れた静の運動療法「アロマフットセラピー」を構築・提唱する。また医療法人・自治体向け健康セミナー、人材育成教育事業として養成コースを全国展開している。その他フィットネスクラブ・ヨガスタジオ顧問、化粧品メーカーの商品開発などプロデュースする。医療機関との連携を主体として活動する。 著書に「スポーツに効く!体幹トレーニング」(スキージャーナル)、「身体機能が10歳若返る大人の体幹トレーニング」(永岡書店)ほか、企業ウエブサイト・雑誌等にて月10本のコラムを執筆。 Pilates Clinic LONDON認定ピラティスインストラクター、全米ヨガアライアンスヨガインストラクター。資生堂「AYURA」プロデューサー、三菱東京UFJ銀行 ヘルスアドバイザー、日本工学院八王子専門学校スポーツ学科非常勤講師等。
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