<特定非営利活動法人>JATI-日本トレーニング指導者協会-

セミナー詳細

【終了】第10回総会・研修会
参加受付は終了しました。多数のお申し込みありがとうございました。

JATI® 10周年を記念した豪華講師陣!  理事、発起人13人がとっておきの最新情報を提供


   開催概要


◆日時   2016年5月29日(日) 10:00 - 17:15
※非会員(学生・一般)の方の受付は、11:10~11:30

◆会場   東海大学 高輪キャンパス (東京都港区高輪2-3-23) →アクセスマップ

◆主催   特定非営利活動法人日本トレーニング指導者協会(JATI®)

◆後援   健康日本21推進全国連絡協議会

◆参加費(税込)   ●会員 9,720円  
●一般 19,440円   
●学生 10,260円

◆定員   300名 ※先着順

◆単位   JATI継続単位 5.25単位 ※通常総会のみ参加の場合は1.5単位 ※予定
NSCA CEU 0.3(A)

◆申し込み期限   参加申し込み : ~2016年5月20日(金)まで
参加費お振込期限: ~2016年5月20日(金)まで ※銀行振込の場合のみ

◆服装   実技講習を選択された方は、運動のできる服装・室内用シューズをご持参ください。

◆その他  
●キャンセルについて
開催日前の最終平日(祝日を除く)の18時までに事務局にキャンセルのご連絡をいただいた場合に限り、お支払い済みの参加費を返金致します。
返金手数料として500円を控除した額の返金となります。
※上記期限以後のご連絡については返金致しかねますのであらかじめご了承ください。
 
●当イベント開催中に、協会が撮影した写真・動画等を、JATIの機関誌やホームペー ジ、SNS等で公開する場合があります。また、報道機関等協会が撮影を許可した者が 撮影した写真・動画等が、新聞や雑誌、ホームページ等で公開されたり、各種コンテンツとして利用される場合があります。あらかじめご了承願います。  

●定員に達した分科会は受付を締め切り、キャンセル待ち等は行えません。実技講義の場合、見学のみの参加も不可とさせていただきます。 

◆チラシ  
 ※ダウンロード可
  
 
   スケジュール
 
時間 内容
9:20 -  受付
10:00 - 11:30  平成28年度通常総会・表彰

 「明治 スポーツ栄養事業の取組とこれから」
 【講師】常松雅子 (株式会社 明治 栄養営業本部スポーツ栄養マーケティング部 課長)
11:45 - 12:30  基調講演「トレーニング指導の過去・現在、そして未来-JATI設立10周年にあたって-」
 【講師】長谷川裕
 (龍谷大学 教授、JATI理事、日本トレーニング指導学会世話人代表、JATI-SATI)
12:30 - 13:30  休憩 ・ 協賛企業プレゼンテーション
13:30 - 14:30
【分科会1】
 「投球障害とパフォーマンス:医療とトレーニングの連携と相乗効果」 (座学) 
 【講師】瀬戸口芳正 (医療法人MSMCみどりクリニック 理事長)

  「超高齢社会におけるトレーニング指導の可能性」 (座学) 
 【講師】油谷浩之 
 (JATI理事、関西学院大学アメリカンフットボール部ストレングスコーチ、JATI-SATI)

 「動作特性から考えるプログラム作成と効重力身体操作」 (実技) 
 【講師】有賀雅史 (帝京科学大学 教授、JATI理事、JATI-SATI)

 「動きをよくしてからメインのセッションへ!」  (実技)
 【講師】伊藤良彦 (国立スポーツ科学センター スポーツ科学部 ハイパフォーマンスジム 
  専任トレーニング指導員、JATI関東支部副支部長、JATI-AATI) 
14:45 - 15:45
【分科会2】
 「トレーニング指導のためのエビデンスを探る
~マニュアル指導からの脱却を目指すトレーニング指導者への提案
 (座学) 
 【講師】菅野昌明 
 (愛知学院大学ラグビー部コンディショニング・ディレクター、JATI理事、JATI-SATI)

 「筋疲労とは? ~10年間で得られた知見から~」 (座学) 
 【講師】三島隆章 (大阪体育大学 准教授、JATI調査研究委員会委員、日本トレーニング指導学会世話人、JATI-SATI)

 「クロスフィットにおけるクイックリフトを中心としたトレーニング実施上のポイントを探る
  (ウエイトリフティング競技特性からみるエクササイズへの取り組み)」 (実技) 
 【講師】永友憲治 (日本体育大学スポーツトレーニングセンターヘッドストレングスコーチ、JATI関東支部長、JATI-AATI) 

 「床反力データを用いた新しい動的バランス指標の開発 -ロコトレ教室における活用事例-」  
 (座学&デモンストレーション ※内履き・ウェア不要) 
 【講師】藤田和樹 (大阪大学全学教育推進機構スポーツ・健康教育部門 准教授、JATI-AATI)
15:45 - 16:15  コーヒーブレイク
16:15 - 17:15
【分科会3】
 「指導者に必要な現場における救急処置と事故対応」 (座学) 
 【講師】山本利春 (国際武道大学体育学部・大学院 教授、JATI参与、JATI-AATI)

 「戦略的思考に基づく体力強化とその運用」 (座学) 
 【講師】有賀誠司 (東海大学スポーツ医科学研究所 教授、JATI理事、JATI-SATI)

 「アンチエイジングトレーニング ~老化させない身体づくりの実践例~ (実技) 
 【講師】小川恭二 (ステージコーチ代表、JATI北信越支部長、JATI-AATI) 

 「ファシリティマネジメント~発展編・実践編~」 (座学)  
 【講師】福守研二 (JATI監事、JATI-AATI)
 
※スケジュール・講師は変更になる場合がございます。
 
  講師・セミナー紹介

【記念講演】
 

演題 明治 スポーツ栄養事業の取組とこれから
 
講師 常松雅子 
(株式会社 明治 栄養営業本部スポーツ栄養マーケティング部 課長)
 
 


【基調講演】
 

演題 トレーニング指導の過去・現在、そして未来 - JATI設立10周年にあたって-
 
講師 長谷川裕 
(龍谷大学 教授、JATI理事、日本トレーニング指導学会世話人代表、JATI-SATI)
 
1956年京都府出身。79年筑波大学体育専門学群卒業。81年広島大学大学院教育学研究科博士課程前期修了。 龍谷大学スポーツサイエンスコースにおいて、バイオメカニクス、機能解剖学、トレーニング理論、エクササイズテクニック実習等の科目を担当し、実践的研究活動に力を注いでいる。 龍谷大学サッカー部部長・監督(88年~)、ペンシルベニア州立大学客員研究員兼男子サッカーチームコンディショニングコーチ(97~98年)、名古屋グランパスエイトコンディショニングアドバイザー(2004~08年)。本田技研工業ラグビー部Honda Heatスポーツサイエンティスト(2008~2011)。スポーツ科学計測テクノロジー・S&C Corporation代表。 著書に「IOC hand book-strength training for athletes-」、「アスリートとして知っておきたいスポーツ動作と体のしくみ」、「サッカー選手として知っておきたい身体の仕組み・動作・トレーニング」など多数。 JATI認定特別上級トレーニング指導者、JATI理事、調査・研究委員会委員長。日本トレーニング指導学会世話人代表。


【分科会1】
 

演題 投球障害とパフォーマンス:医療とトレーニングの連携と相乗効果
 
講師 瀬戸口芳正 (医療法人MSMCみどりクリニック 理事長)
 
概要 投球フォームを医学的観点から評価し、良いフォーム、悪いフォームの定義をご紹介します。 良いフォームはケガをしにくく、パフォーマンスも良いと思われ、逆に悪いフォームはケガをしやすく、パフォーマンスも悪いと思われます。 投球フォームを悪くする要因は、投球フォームについての間違ったイメージだけでなく、身体的に関節や筋腱が硬い、筋肉が上手く機能しないなどがあり、それらの要因からどうやって投球フォームが悪くなるのか、どうやって治療、リコンディショニングするのかを解説します。
 
1965年生まれ。1990年宮崎医科大学医学部卒業。 三重大学医学部麻酔科救急救命集中治療部、小山整形外科勤務等を経て、99年医療法人MSMCみどりクリニックを開業。アスリートのスポーツ障害の医療サポートやトレーニング指導を行うとともに、一般人や高齢者の外傷や慢性的な障害の診療も行なっている。 また、プロ野球をはじめとする様々な競技のチーム、選手のコンディショニング指導に従事し、現在はホンダヒート(本田技研ラグビー部)のチームドクターも兼務している。日本体育協会認定スポーツドクター、鈴鹿サーキット医師団長、世界モータースポーツ連盟認定医。 元NSCAジャパン理事

演題 超高齢社会におけるトレーニング指導の可能性
 
講師 油谷浩之
(JATI理事、関西学院大学アメリカンフットボール部ストレングスコーチ、JATI-SATI)
 
概要 我が国は超高齢社会となり、高齢者の健康寿命の延伸が強く叫ばれています。メタボリックシンドロームにはじまり、ロコモーティブシンドロームそして認知症と健康寿命を脅かす原因が問題視されています。しかし、これらの加齢による衰えや障害は昨今、適切な運動、栄養摂取および休養によって予防・改善が可能とのエビデンスが多数示されています。 われわれ運動指導のスペシャリストは、日々アスリートをはじめ多種多様な方々に運動・栄養・休養の3本柱をふまえ、個々人に最も適した運動指導を提供することによりパフォーマンス向上へと導かれていることと思います。そのような運動指導のスペシャリストだからこそ、昨今大きな問題となっています高齢者の健康づくりに多大な貢献ができうると私は考えています。 今回の講演では、高齢者の自立に最も関係の深い歩行能力について、その特徴と改善にむけたトレーニング指導をご紹介することと現在社会問題にまでなっています認知症の改善に対しての運動指導とその効果をご紹介させていただきます。
 
1965年生まれ。90年関西学院大学卒業、2015年大阪体育大学大学院スポーツ科学研究科博士前期課程修了。 95年より(株)プロフェッショナルトレーナーズチームに所属しストレングスコーチ・トレーナーとして活動を始め、現在は任意団体スマートストレングスを主宰。松下電工(※)アメリカンフットボール部ストレングスコーチ、松下電器 (※)野球・バレーボール・バスケットボール部 企業3部統括トレーナー、神戸製鋼所ラグビー部ストレングスディレクター等を務める。(※現パナソニック) 現在は現職のほか、久光製薬女子バレーボール部やプロ野球選手、Jリーガー、プロゴルファー、競輪選手等のトレーニング指導に従事する一方、子供たちの運動能力の向上から中高年の方々の健康づくりまで幅広く指導を行っている。JATI認定特別上級トレーニング指導者。

演題 動作特性から考えるプログラム作成と効重力身体操作
 
講師 有賀雅史 (帝京科学大学 教授、JATI理事、JATI-SATI)
 
概要 トレーニング処方の変数には、種目/強度/回数/セット数/インターバル時間等が考慮されます。近年、機能的動作に注目したファンクショナルトレーニングが広まっていますが、その強度や特性等はあまり明らかになっていません。機能的動作を意識した種目には片脚支持のものが多いですが、本セミナーでは、片脚の下肢種目の強度や特性を考慮したプログラム実施について紹介します。また、迅速な動作開始を実現できる効重力身体操作(床反力を極力使用しない)の基礎も実演致します。
 
1958年東京出身。85年早稲田大学教育学部卒業。2006年女子栄養大学大学院(臨床栄養医学)修了。女子栄養大学兼任講師、昭和学院短期大学教授、国際武道大学体育学部非常勤講師等を経て、2011年より現職。 イオン新体操クラブコンディショニングコーチ、ミズノゴルフスクールフィジカルコーチ、JOC強化スタッフ(新体操)。中田英寿氏(元サッカー日本代表)、西村晃一氏(プロビーチバレーボール選手)、大黒摩季(アーティスト)らのパーソナルトレーナーを務める。 著書(共著)に『ストレングス&コンディショニングⅠ・Ⅱ』、『トレーニング指導者テキスト実践編』、『トレーニング指導者テキスト実技編』(大修館書店)など。JATI認定特別上級トレーニング指導者。

演題 動きをよくしてからメインのセッションへ!
 
講師 伊藤良彦 (国立スポーツ科学センター スポーツ科学部 ハイパフォーマンスジム 専任トレーニング指導員、JATI関東支部副支部長、JATI-AATI)
 
概要 “いい”パフォーマンスをつくり出すために必要なものは何でしょうか?卓越した技術やスキルはもちろんのこと、その他にも色々な要素があると思います。体力的要素もまた、優れたパフォーマンスをつくり出す大切な下地です。この『体力的』下地を、“いい”かたちで作り、“いい”パフォーマンスづくりに貢献することは、トレーニング指導者にとって、大変重要な任務ではないでしょうか? “いい”トレーニングを展開する → “いい”体力要素が備わる → “いい”パフォーマンスづくりに貢献する、という一連の流れを作っていくために、その前段階で必要と考えられるさまざまな準備を、『動きをよくする』という観点から考え、みなさまとご一緒に実技を交えながら学んでいきたいと思います。どうぞ宜しくお願い致します!
 
1971年生まれ。94年獨協大学卒業。97年米国オハイオ州立トリド大学教育学部体育学科卒業。99年トリド大学大学院教育学部体育学修士課程修了。2003年トリド大学大学院ヘルス&ヒューマンサービス学部運動科学修士課程修了。 トリド大学アシスタントS&Cコーチ、鹿島建設アメリカンフットボール部S&Cコーチ、NEC男子バレーボール部コンディショニングトレーナー、NTTコミュニケーションズラグビー部フィットネスコーチとして、幅広いトレーニング指導に従事。新潟経営大学競技スポーツマネージメント学科准教授(05~07年)、同大学男女バスケットボール部・男子サッカー部S&Cコーチ(05~07年)、国立スポーツ科学センター非常勤トレーニング指導員(07~09年)、同センター常勤トレーニング指導員(09~13年)を経て、13年より同センタースポーツ科学部ハイパフォーマンスジム専任トレーニング指導員として国内のトップアスリートのトレーニング指導を行っている。


【分科会2】
 

演題  トレーニング指導のためのエビデンスを探る
~マニュアル指導からの脱却を目指すトレーニング指導者への提案~
 
 
講師 菅野昌明 (愛知学院大学ラグビー部コンディショニング・ディレクター、JATI理事、JATI-SATI)
 
概要  日本国内のトレーニングには、古くは旧ソ連のスポーツトレーニングが影響を与え、その後にアメリカから発信されたトレーニング科学や方法が波及し、近年では新たな理念や哲学に基づいた、システマティックなトレーニング法が競技スポーツやフィットネスで多数紹介されています。
このようにこれまでの国内のトレーニングは、海外の情報や流行に影響を受けながら発展を遂げた歴史があります。しかし、国内の競技スポーツや国民の健康・体力増進などの現状を踏まえると、海外からの情報を流用するたけではなく、日本の環境や実情に適合した日本発のトレーニング法を開発することが必要であると考えられます。また、そのためには医療から提唱されたエビデンスを意識することが不可欠となります。
しかし、トレーニング指導の現場においては、エビデンスの捉え方はもとより、データの収集・結果の解釈・実践指導への応用などの知見は十分に知られてはいません。本講習会では、国内のトレーニング界を牽引されるトレーニング指導者の皆さんに是非、知っていただきたい、科学的な手法を用いたトレーニング指導の一連の手続きを、事例を示しながら紹介させていただきます。
 
 
東亜大学大学院 博士課程 人間科学専攻 健康・スポーツ科学分野修了。博士(学術)。民間フィットネスクラブのチーフトレーナー、フィットネスディレクター、フィットネス事業部長などを経て、95年よりプロレーサー戸田哲史選手(F・ニッポン、全日本GT選手権参戦)、愛知学院大学ラグビー部、本田技研工業ラグビー部(Honda HEAT)などで日本代表、プロ、実業団、大学、高校アスリートの指導を行う。また、愛知学院大学 心身科学部、東海学園大学 スポーツ健康科学部、愛知淑徳大学 健康医療科学部、至学館大学 健康科学部、トライデントスポーツ医療科学専門学校の非常勤講師を務め研究・教育活動に従事している。
(株)エム・スポーツコンサルティング代表取締役社長。著書(共著)に「スポーツトレーニングの常識を疑え」、「トレーニング指導者テキスト」(実践編・実技編)など。JATI理事、教育・交流委員会委員長、JATI認定特別上級トレーニング指導者(JATI-SATI)。

演題 筋疲労とは?~10年間で得られた知見から~
 
講師 三島隆章 (大阪体育大学 准教授、JATI調査研究委員会委員、日本トレーニング指導学会世話人、JATI-SATI)
 
概要 トレーニングの指導を行う際、「筋疲労」に関する最新の知識を得ることは、避けて通れないことかと思います。なぜなら、練習や試合等を通じて肉体に蓄積された疲労をどのように管理するかが、トレーニング指導者にも求められるからです。ひと昔前までは「乳酸が筋疲労の原因」と言われていましたが、近年の研究の成果により、乳酸は筋疲労の原因ではないという知見が広く受け入れられるようになってきました。10年前に開催されたトレーニング指導者交流セミナーにおいても、筋疲労に関する最新の知見をお伝えするため、「乳酸は筋疲労の要因ではない」「筋疲労と筋グリコーゲンの関係」という内容で話を進めました。トレーニング指導者交流セミナーを行ってから10年の月日が経過した今、筋疲労に関する研究も数多く行われ、興味深い知見が多数得られています。そこで本講演では、2006年以降に得られた筋疲労に関する知見を中心として、トレーニング指導者にとって役立つ、筋疲労に関する情報をお話ししようと思います。
 
1971年生まれ。広島大学教育学部卒業後、トレーニングクラブに就職。2007年広島大学大学院生物圏科学研究科博士課程修了(博士(学術))。筋疲労、運動生理学等を専門に研究を重ねるほか、広島県内の高校・大学の陸上競技、野球、アメリカンフットボールのチームおよび選手のトレーニング指導に従事する。 2006年より八戸短期大学幼児保育学科、八戸大学人間健康学部講師、同大学准教授を経て15年4月より現職。ジュニア世代の体力・運動能力の実践的研究に力を注ぎ、全国で測定会や運動教室等を実施し、体力向上や運動能力向上の研究、トレーニング指導を行なっている。 JATI認定特別上級トレーニング指導者、JATI調査・研究委員会委員、日本トレーニング指導学会世話人。

演題 クロスフィットにおけるクイックリフトを中心としたトレーニング実施上のポイントを探る (ウエイトリフティング競技特性からみるエクササイズへの取り組み)
 
講師 永友憲治 (日本体育大学スポーツトレーニングセンターヘッドストレングスコーチ、JATI関東支部長、JATI-AATI) 
 
概要 クロスフィットという言葉を聞く機会も多くなり競技力向上や健康づくり等の目的で興味を抱いている、あるいは既に取り組んでおられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。私もその一人であり内容も多岐に渡ることから運動することの楽しさを再認識できる期待を感じています。一方でクイックリフトの専門的な実践能力が求められる要素も数多く含まれていることを考慮すると各エクササイズにおける傷害予防の知識や経験も積み重ねていくことも重要と考えられます。クイックリフトではパワークリーンが代表的エクササイズとしてセミナー等で広く実践されているのを見受けますが、クロスフィットで行われているそれ以外のエクササイズにおいても正しい知識や経験を獲得することがクロスフィットはもとよりクイックリフトにおいても活用の幅を広げ効果を高めるポイントになると考えられます。このようなことを踏まえウエイトリフティング競技特性上の観点からクロスフィットへの望ましい取り組み方について皆さんと検討していきたいと思います。
 
1971年生まれ。94年日本体育大学体育学部社会体育学科卒業。 ウェイトリフティング競技を専門とし、日本体育大学ウェイトリフティング部コーチ、同大学トレーニング方法研究室研究員、同大学スポーツトレーニングセンター助手等を務める。その後、国立スポーツ科学センタートレーニング指導員、日本自転車競技連盟ストレングスコーチ、日本競輪学校教官として国際競技力向上を目的としたトレーニング指導に携わり、2013年より現職。専門分野はクイックリフトにおける実技方法論。 JATI関東支部支部長、教育・交流委員会委員。JATI認定上級トレーニング指導者。

演題 床反力データを用いた新しい動的バランス指標の開発 - ロコトレ教室における活用事例-
 
講師 藤田和樹 (大阪大学全学教育推進機構スポーツ・健康教育部門 准教授、JATI-AATI)
 
概要 これまでの動的バランス指標は、Star Excursion Balance TestやFunctional Reach Testに代表されるように、テストに利用されるタスクは静的であり、また測定値に時間の概念が導入されていないため、実際のスポーツ活動やADLなど身体重心の移動を伴うダイナミックな活動中の動的バランスを十分に捉えることができないという問題がありました。近年、安価な可搬式床反力計が販売されたことにより、これまで実験室など限られた場所でしかできなかった床反力測定が運動の現場でできるようになりました。講演者らの研究グループでは、この床反力計を用いて、ロコモ度テストの一つである2 step testにおける着地直後の極めて短い時間帯(20~200ミリ秒)の動的バランスを現場で測定し検討を行っています。本講演では、全身振動トレーニング(Power Plate training)を含むロコトレ教室の前後で、足圧中心のピーク速度および床反力ピーク値の出現時間ならびにこれらの時間差、衝撃係数など従来の動的バランス指標では捉えることのできなかった身体重心のダイナミックな変化について測定した結果を紹介します。
 
1963年生まれ。東北大学大学院医学系研究科博士課程修了。医学(障害科学)博士。大阪がん循環器病予防センター特別研究員。国際ノルディックウォーキング連盟(INWA)公認ナショナルコーチ。専門は応用健康科学、スポーツ医学、公衆衛生学。88年よりソニー企業(株)勤務。93年に退職後、浦和学院高校野球部、オンワードアメリカンフットボール部等のS&Cコーチ、2004年より東北福祉大学特任講師、特任助教授、大阪大学大学教育実践センター准教授を経て、12年より現職。現在は、大阪大学体育会57クラブに対するトレーニング指導助言を行うとともに、大阪府泉佐野市など行政におけるメタボ教室、介護予防教室でノルディックウォーキングやロコトレの指導監修を行っている。著書(共著)に『トレーニング指導者テキスト(理論編,実践編,実技編)』(大修館書店)など。JATI認定上級トレーニング指導者。


【分科会3】
 

演題 指導者に必要な現場における救急処置と事故対応 
 
講師 山本利春 (国際武道大学体育学部・大学院 教授、JATI参与、JATI-AATI)
 
概要 トレーニング指導の現場におけるケガの発生に対し、指導者は適切で迅速な救急処置と事故対応をすることが求められます。最初の処置を誤ったために、その後の活動に支障をきたすことも少なくありません。現場に居合わせた指導者が、スポーツ医学的な知識に基づいて、少なくともその場で必要な救命・救急処置ができること、事前に緊急時対応計画を立案し、的確に対応できるようにする努力をすることが重要です。本講演では、スポーツ中によく見られるケガに対する処置などの対応方法、救命処置の要点と緊急時対応計画立案の必要性についてお話ししたいと思います。
 
1961年生まれ。83年順天堂大学体育学部卒業、85年同大学院修了。85年国際武道大学着任。 現在、国際武道大学教授、コンディショニング室長、トレーナーチーム及びライフセービング部部長。トレーナーの育成、普及に力を注ぐかたわら、スポーツ傷害の予防や救急処置、リコンディショニング等のスポーツ現場に役立つ実践的な研究を行っている。主な著書に「スポーツ指導者のためのコンディショニングの基礎知識」(大修館書店)、「測定と評価」(ブックハウスHD)、「ストレッチングの教科書」(新星出版社)、「リカバリーの科学(監訳)」(ナップ)などがある。日本アスレティックトレーニング学会代表理事、NPO法人コンディショニング科学研究所理事長、JATI-AATI、CSCS、JASA-ATマスター、日本赤十字社救急法指導員、日本ライフセービング協会スーパーバイザー。

演題 戦略的思考に基づく体力強化とその運用 
 
講師 有賀誠司 (東海大学スポーツ医科学研究所 教授、JATI理事、JATI-SATI)
 
概要 スポーツ選手の競技力には、内的要因としていわゆる心・技・体、外的要因として環境面や経済面の要因など、極めて多くの要素が複合的に関わっています。トレーニング指導者として成果を上げるためには、多角的かつ大局的な視点に基づく情報収集と分析を行うとともに、これらに基づく適切な方針決定や戦略立案が求められます。スポーツ科学やツールの進歩によって、対象・目的別のトレーニング方法論は発展してきましたが、これらを現場で活用するための戦略については、経験に基づく知恵に依存しているのが実情です。一方、チームスポーツにおいて、トレーニング指導者が競技力向上に貢献するためには、選手個々の体力向上を達成するばかりでなく、チームとしての戦術や監督の強化方針などを踏まえた包括的なアプローチも必要でとなります。 本講演では、現場で的確に体力強化を達成し、これを選手やチームの競技力向上に効率よく活用するためのトレーニング計画の立案と、その運営に役立つ具体的なアプローチについて紹介いたします。
 
1962年生まれ。東海大学大学院修士課程体育学研究科修了(体育学修士)。 ソニー企業株式会社アスレティックトレーニング研究所、東海大学スポーツ医科学研究所准教授等を経て、2008年より現職。筋力トレーニングを中心としたスポーツ選手の体力強化を専門とし、大学の20団体を超える運動部に対するトレーニングの指導・統括や学生スタッフの養成に従事。これまでに、柔道、バレーボール、スキージャンプなど、多数の日本代表チーム及び選手のトレーニング指導を手掛ける。また、国立スポーツ科学センターでは開所よりトレーニング体育館の運営に関わっている。 著書に「基礎から学ぶ!筋力トレーニング」「筋トレバイブル 小・中・高校生編」(共にベースボール・マガジン社)、「トレーニング指導者テキスト(実践編、実技編)」(共著・大修館書店)等多数。ボディビル選手として91年、93年にアジア選手権準優勝の成績を収めている。 JATI認定特別上級トレーニング指導者、JATI理事、資格認定委員会委員長。

演題 アンチエイジングトレーニング ~老化させない身体づくりの実践例~
 
講師 小川恭二 (ステージコーチ代表、JATI北信越支部長、JATI-AATI)
 
概要 私も中高年の世代に入り身体の機能も変わってきております。どなたでも年齢とともに必ず身体は変化していくものです。しかしこれからの社会を考えると、中高年世代は仕事でも、地域活動でも、まだまだ現役として社会に関わっていかなければならない状況にあるようです。若いころと今ではトレーニングの内容も質も変化していくことは自然であると思います。筋力だけでなく循環器や神経系、ホルモンバランスなど様々な機能が以前とは異なってきます。そのような状態の変化に逆らうのではなく、より効率よく合理的な身体の使い方を身に着け、と必要な筋量やスタミナを上手に維持していくことはこれからを生きる上でのスキルとなってくるでしょう。トレーニングの重要なポイントの一つに日々継続していくことが挙げられます。トレーニングを上手に継続していくためには、今ある自分の身体に感謝の気持ちを持つことが大切であると考えています。今回はそのような点を踏まえながら、私が普段のトレーニング指導の中で取り組んでいる一部を紹介させていただきたいと思っております。
 
1967年生まれ。宮城県仙台市出身。北海道教育大学卒。 大学卒業後7年間北海道にて高校の教諭を務め、その後仙台に戻り医療機器製造販売業を経て、2000年富山県高岡市にてパーソナルトレーニングジムSTAGECOACHを開業。高校の部活動のトレーニング指導を中心に外部コーチとしての活動と、ジムにおいては子供から高齢者、アスリートなど幅広くパーソナルトレーニングに従事している。現在はライフワークと考える「健康になるためのトレーニング」をテーマに複数の地域で教室を開講し、一般の方々に健康のための身体づくりの基本的な考え方とその方法を伝えている。 JATI北信越支部支部長。富山県アスリートマルチサポート委員会専門委員。小・中高教員免許、JATI上級トレーニング指導者(JATI-AATI)。

演題 ファシリティマネジメント ~発展編・実践編~
 
講師 福守研二 (JATI監事、JATI-AATI)
 
概要 【内容】
トレーニング施設の設備器材を安全かつ効果的に運動指導に活用するための基礎知識を体系立てて習得してもらうための講座です。 ・運動指導の現場における安全管理の必要性と、現場の指導者が備えるべき知識と技能 ・各種トレーニング施設の設備機器構成の特徴と運用上の留意点 ・各種器材の利用目的と効果、仕組みと機能 ・重大な事故を未然に防ぐための日常的な注意観察による不具合の早期発見や予防処置 ・問題を迅速に解決するための的確な情報伝達:組織内・対顧客(利用者)・対業者(仕入先)
【メッセージ】
運動指導の専門家として「からだの仕組みには詳しいですが機械のことは苦手です」では心許ないですね。お客様が安心してトレーニングに取り組める環境を保つこともだいじな役割です。自らの専門性を広げ・深めるためのきっかけとして本講を役立てて貰えれば嬉しいです。
 
1961年生まれ。1984年京都大学経済学部卒業・1986年同教育学部卒業後、ミズノ株式会社入社。運動・健康増進施設のハード・ソフト・管理運営システム全般に関する事業に長く従事。またボディビルディング及びパワーリフティングの競技歴・指導歴を基盤にトレーニング指導全般への研鑽を積み、業務に活かすと共に、社会貢献を志しJATI設立に参加。JATI監事、JATI認定上級トレーニング指導者。

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